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小池都知事 新党女性候補者の好みは「若くて美人で高学歴」

6/12(月) 16:00配信

NEWS ポストセブン

 小池百合子・都知事の自民党離党と代表就任で「都民ファーストの会」はいよいよ東京都議選(7月2日投開票)に向けた戦闘態勢を整えた。

 最大の敵・自民党都議団に刺客として送られるのは小池政治塾約4000人の中から選ばれたピカピカの公認候補48人だ。競争は熾烈で、選考に漏れた“候補落選組”の区議経験者からはこんな恨み節も聞かれる。

「小池さんの好みははっきりしています。女性なら若くて美人で高学歴。海外経験がある国際派や元アナウンサー、子育てを頑張るママさん候補など。男性は弁護士や医師など見栄えのいい職歴の人たち。そうした候補が選挙区を割り当てられる。

 選考では地域のことや都議としてのビジョン、政治経験は全く考慮されなかった。地元民と密接につきあって要望や不満を都政につながなくてはならない都議候補がそれでいいんですかね」

 逆に言えば、地域とのしがらみがない、“政治の素人”が優先的に選ばれたということだ。都政記者クラブには立候補予定者の身上書がファイルされている。学歴、職歴、家族構成から政治家を志望した動機、公約・スローガン、座右の銘、愛読書、尊敬する人まで候補者が記入した調査票で、選挙報道の基礎資料となるものだ。

 本誌はそのうち都民ファーストの会の公認候補たちのファイルを入手した。そこには、

〈尊敬する人「ジャッキー・チェン」特技「カンフー」〉と書いた“小池新党のスポークスマン”音喜多駿氏をはじめ、

〈公約「やさしさあふれる東京へ(仮)」〉
〈愛読書「ハリーポッター」〉
〈特技「チラシ配布」〉

 ──など、プロ政治家らしくないユニークな記述が並び、ベテラン都政記者の失笑、冷笑を誘っている。だが、この素人感こそ、「利権の巣窟」と批判されてきた都議会を変える力になるのかもしれない。

※週刊ポスト2017年6月23日号