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TEDトークに学ぶ、プレゼンテーションを短時間に収める唯一の方法

6/12(月) 8:10配信

ライフハッカー[日本版]

Inc.:先日、今年のTEDカンファレンスで目立っていたスピーカー2人と直接話す機会がありました。2人とも、ディープな科学に関する著書がある大学教授です。TEDは時間制限が厳しいことで有名であり、彼らが短時間に情報を詰め込むテクニックは、あらゆるコミュニケーターにとって有益な情報となるでしょう。

【画像】プレゼンテーションを短時間に収める唯一の方法

その1人、アダム・アルター氏は、ニューヨークタイムズのベストセラー『Irresistible』において、依存性のあるデジタルテクノロジーの隆盛や、ゲームやアプリが人々をとらえて離さない理由について考察しています。同氏は社会心理学者であり、ニューヨーク大学スターン校でマーケティングを教える准教授でもあります。

アルター氏の本は8万ワードにも及ぶ大作ですが、TEDトークではそれを9分に収める必要がありました。しかも本の内容は、説得力のある豊富な内容と、依存性の背景にある神経科学の詳細説明が盛りだくさんあり、どこを切り捨てるのも難しい状況でした。私たちがスマホに1日1時間から4時間もの時間を費やす理由を知るためには、脳の働きや、開発者が依存性のある体験をどうやって組み込んでいるかを知る必要があるのです。

本の主な内容を全部紹介するには、最低でも90分は必要だとアルター氏は言います。もちろん、それはTEDでは受け入れられません。でも、講師であり心理学者でもある彼に取って、対策はお手の物でした。

何よりも、知っていることをすべて詰め込もうとしないことです。9分に複数のアイデアを濃縮して詰め込むのは無謀です。


彼は、1つのアイデアに集中して講演を作り上げました。挑戦したことがある人はわかると思いますが、これが、言うは易く行うは難しのアプローチなのです。

すべてのアイデアが我が子のようで、どの子もトークで紹介したくなってしまいます。でも、最終的には必ず誰かを選ばなければなりません。できるだけ多くのアイデアを伝えたいと思いがちですが、それは間違いなのです。


アルター氏は、本の非常にわずかな部分に過ぎないメッセージを1つだけ選び、トークで伝えました。しかし、その後メディアからのインタビューが殺到しており、トークが観衆の心をつかんだことを実感しているそうです。彼が選んだアイデアとは、「stopping cue」。つまり、やめるキッカケです。

テクノロジーの使用をやめられない主な理由の1つは、テック系企業がやめるキッカケを消し去ったから。やめるキッカケとは、「新しいことに移らなきゃ」と思わせるシグナルのことです。

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