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禅の教えに学ぶ!幸せを増やす2つの方法

6/12(月) 18:11配信

PHPファミリー

いつまでも負の感情にとらわれて過ごすのではなく、前向きに気持ちを整理するためにはどんなことが必要でしょうか。仏教の教えから、そのヒントを探ります。

苦しめているのは「我欲」と「執着心」

新年度を迎えたと思ったら、早くも初夏がすぎ、梅雨の時期を迎えました。「五月病」や「梅雨鬱」という言葉もありますが、空模様と同じで、どんより憂鬱な気分になってしまいがちな季節です。しかし、そういうときこそ、気持ちだけでも晴れ晴れしていたいものです。
古来蓄積された智慧である仏教には、現代人の私たちにも役立つ教えがたくさんあります。その中でも特に注目すべきものに「捨(しゃ)」という考え方があります。「捨」という漢字だけを見ると、ごみやいらなくなったものを捨てるというイメージもあるでしょう。しかし仏教では、自分たちが知らず知らずのうちに築いてきた「我欲」や「執着心」といったものを捨てることを意味します。これらに触れる前に、まずは「幸せ」について考えてみたいと思います。

幸せ=自分が手に入れたもの?

人間にとっての幸せとは何でしょうか。万人に共通する幸せの定義があるのでしょうか。そんなふうに考えたことがあります。人は生まれながらにして人格と個性があり、生い立ちや家庭環境も違います。ですから、杓子定規に幸せの定義はできません。
しかし、少々乱暴ではありますが、あえてこの幸せを定義するならば、「幸せ=自分が手に入れたもの÷自分が欲しいもの」と私は思っています。
これを幸せの公式とするのであれば、幸せを増やす方法は2つあります。まずは、自分が手に入れるものを増やすという方法です。例えば、自動車が欲しい人がお金を貯めて自動車を買ったら、その人は幸せに感じるでしょう。もしくは、一生懸命勉強して、欲しかった資格を取ることができた。この人もうれしいに違いありません。しかし人間というのは欲深い生き物で、自動車を買った人はもっとグレードの高い自動車を欲しいと思うでしょうし、さらに別の資格を取りたいと思う人も大勢いるでしょう。これが適度な場合は、モチベーションとなって物事はよい方向に進みます。
しかし、自分が得るもの以上に欲しいものがどんどん増えてしまうと、いくらよい自動車を買っても、資格を取得しても、際限なく欲が出てきて満足できなくなってしまいます。

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