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無人タクシー実現にいまもっとも近いWaymoとLyftが提携

6/12(月) 9:10配信

ライフハッカー[日本版]

POPULAR SCIENCE:配車サービスLyftの去年の利用件数は1億6千200万件でしたが、それはすべて、人間のドライバーによる運転です。しかし、それは近い将来変わるかもしれません。5月14日、LyftとWaymoの提携が発表されたのです。

【画像】無人タクシー実現にいまもっとも近いWaymoとLyft

Waymoは、Googleの自動運転車開発部門が独立した新会社で、Googleの親会社Alphabetの傘下にあります。この提携によって、UberとLyft の競争が激化し、自動運転の『バトル・ロイヤル』となるだろうと専門家は予測しています。

提携の詳細はあまり明らかにされていませんが、双方が互いに価値あるものを得るのは間違いなく、自動運転車による配車サービスというコンセプトの実現が一歩前進するでしょう。これは、Lyft のライバルであるUberもかねてから取り組んでいる構想です。

LyftとWaymoの提携は「明らかな相乗効果」を生み出すはず、と言うのは、元General Motorsのエンジニアで、現在はマサチューセッツ工科大学でシステムダイナミクスを教えるDavid Ross Keith 准教授です。Lyftは(Uberよりも事業規模は小さいながらも)、強固なユーザー基盤と、オンデマンド配車システムを機能させる技術をもっている一方、Waymoは言うまでもなく、自動運転の技術開発に何年も取り組んでいます。

「その2つが融合すれば、完全機能する自動運転タクシーサービスの実現に必要なものがそろうのです」とKeith准教授は言います。(自動運転車をめぐっては、WaymoとUberの衝突も起こっています。この2社は、「機密ファイル」と、Waymoの元社員で現在はUberの社員Anthony Levandowski 氏をめぐり、法廷で争っている最中なのです。)

LyftとWaymoは、互いがもっていない手段を提供し合えるわけです。Lyftは、General Motorsと提携してはいるものの、単独で自動運転開発に取り組んだことはありません。そして(もとはGoogleの一部門だった)Waymoにも、欠けているものはあります。「Googleはまだ、自動運転技術のたいした市場導入戦略をもっていないというのが一般的見方」なのだそうです。

2社の協業が本格的に動き出せば、かなり大きな存在になる可能性が高いとKeith准教授は考えています。「Uberがタクシー業界を破壊しましたが、次にUberを破壊するのは、自動運転タクシーを走らせるところだと思うのです。運転手が必要なくなるからです」。それが実現すれば、Lyft やUberのような企業は大幅なコスト削減ができるのです。

スタンフォード大学自動車研究センターの事務局長Stephen Zoepf氏はこう言います。「この提携でLyftが提供する(そしてUberももちろんもっている)“秘密兵器”は、“交通需要”と連動する技術、つまり、人がどんな距離にいくら払う意思があるかを知る技術です」

Uberはすでに自動運転車に乗客を乗せる試みを始めています。Uberの広報担当者は、アリゾナ州とペンシルバニア州での試験的サービスは、まだ初期段階ではあれ、Uber の自動運転プログラムにとって重要な一歩だと言っています。

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