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ハイブリッド弁護士のお悩み相談「婚約者から慰謝料を取りたい」

6/12(月) 11:01配信

女性自身

本誌のドキュメンタリーページ『シリーズ人間』に登場し、「あのキレイだけど押しの強い弁護士はナニモノ?」と、巷をにぎわせた仲岡しゅん弁護士。その正体は、男性として生まれ、数年前に女性に「トランス」した男と女のハイブリッド弁護士!大阪生まれ、大阪育ちの若き闘士は、悪を許さぬ正義感と、美貌に似つかぬ義理人情を盾にして、法律を武器に日々奮闘中。そんなハイブリッド弁護士がトラブルをシュッと解決!

【今回の相談】「5年間付き合った彼から別れを切り出されました。結納などは交わしていませんが、結婚を前提の交際と信じていました。彼も『結婚しよう』と言っていたのに、私たちの結婚を彼の親が反対したのです。彼は親の勧めた見合い相手と今秋、結婚するそうです。慰謝料を請求できますか?」(30代女性・会社員)

【回答】「ええトシこいて、結婚相手も親に決めてもらうような男は、いつまでたっても親離れでけへんよ」(仲岡しゅん)

今回のご相談ですが……婚姻関係にある夫婦の離婚と違い、結婚前のカップルが別れるというだけでは通常、慰謝料は発生しません。この社会は誰でも自由に恋愛ができるのが大前提です。交際相手をフッた、フラれた、だけでは慰謝料の対象にならないのです。相手をフッただけで慰謝料を払わなければならないとなると、おちおち恋愛もしていられませんからね。

ただし、結婚前のカップルの破局でも、慰謝料が発生するケースがあります。それが今回のご相談のような、「婚姻予約の破棄」の事案です。「婚姻予約」というのは、将来において婚姻することを目的とした契約のことです。そして、それを「正当な理由なく破棄」された場合、相手に対して慰謝料の支払いを求めることができるのです。では、いったいどういう場合に婚姻予約の破棄が成立するのでしょうか。

まず、「婚姻予約」自体が有効である必要があります。男女が結婚に向けて具体的な準備をしている場合には、有効な婚姻予約として認められます。具体的にいうと、プロポーズを受けて承諾した事実、結納を交わしていること、結婚式の準備、継続的な肉体関係の結果としての妊娠、婚約指輪の存在、などの事情があれば、婚姻予約は有効であるといえるでしょう。

今回のご相談は結納を交わしていないということですが、もし先に挙げた具体的事実がいくつかあるのなら、有効な婚姻予約と認められる可能性がありますね。具体的事情があり、婚姻予約が有効なら、慰謝料請求は十分に可能でしょう。金額はさまざまな事情に左右されますが、貴女と彼の5年という交際期間を鑑みれば、わたくしだったら200万円くらい請求してみるかしら。

それにしても、長年付き合った貴女を親の意向で見かぎるなんて、えらい薄情な男やね。ええトシこいて、結婚相手も親に決めてもらうような男は、いつまでたっても親離れでけへんよ?「ほんまに好いた女のためやったら、駆け落ちの一つでもしてみせんかい!」と浪花節の一節でも言ってやりたくなりますわ。わたくしだったら、そうします。

最終更新:6/12(月) 11:01
女性自身

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