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Pepperは新たな「脚」を手に入れる

6/12(月) 17:50配信

WIRED.jp

ソフトバンクが、“ユニークなロボット”をつくることで知られる米企業ボストン・ダイナミクスを買収することを明かした。「Pepper」に代表されるソフトバンクのロボット事業は、この買収によっていかに進化していくのだろうか?

【Pepperの新しい「脚」を想像してみよう】

ソフトバンクグループは2017年6月9日、ロボット開発スタートアップのボストン・ダイナミクスとSchaft(シャフト)の2社を、グーグルの親会社であるアルファベットから買収することを発表した。買収額は明らかにしていない。

ボストン・ダイナミクスは、1992年にロボットと人工知能(AI)を専門とするMITのマーク・レイバート教授(当時)が設立した企業。DARPA(国防高等研究計画局)とともに開発した、戦場で荷物を運ぶ4本脚のロボット「BigDog」[日本語版記事]や、全力で走り回るチーター型ロボ「WildCat」[日本語版記事]、人型ロボット「Atlas」[日本語版記事]、そして脚と車輪を備える「Handle」[日本語版記事]など、ユニークなロボットをつくることで知られている。

グーグルは2013年12月にボストン・ダイナミクスを買収[日本語版記事]。Android部門を立ち上げたアンディ・ルービン(現在はグーグルを離れ、Playground[日本語版記事]とEssentialという企業を立ち上げている)の指揮のもと、半年の間に計8社のロボット開発企業を買収した動きの一環だった。ちなみに、今回ソフトバンクが買収した東大発ヴェンチャーのシャフトもこのときにグーグルに買収されている。

だが2016年3月ころから、開発の方向性などで対立が生じたとされ、グーグルがボストン・ダイナミクスの売却を検討していると報じられていた[日本語版記事]。「開発に10年かかるものにリソースの30パーセント以上を使うことはできない」。アルファベットのラリー・ペイジCEOのアドヴァイザーを務めるジョナサン・ローゼンバーグはそう語っていた。

売却の噂があがってから1年以上経ってから、ようやくその買い手が明らかになった。それがソフトバンクだった。

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最終更新:6/12(月) 17:50
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