ここから本文です

正論であっても、例を間違うと頭の弱い人に伝わらない【ひろゆきのネット炎上観察記】

6/12(月) 16:00配信

週刊SPA!

― ひろゆきのネット炎上観察記 ―

●日本は海外の発明をパクる、にネット上でツッコミの嵐

⇒【画像】GoogleエンジニアFrançoisChollet氏のツイート

「日本は海外の発明を無視し、数か月後に日本製として真似を始める。でも、最終的にオリジナルに負ける」。そんな投稿をしたグーグルのエンジニアFrançoisChollet氏のツイッターが話題だ。ネット上では「ぐうの音も出ない」という意見もあるが、「mixiのほうが古いんですが」など、同氏が挙げた例にツッコミも出るなど賛否両論が巻き起こっている

◆正論であっても、例を間違うと頭の弱い人に伝わらない

 世の中では、「伝え方が大事」とはよく言われていて、本とかも話題になっていたりしますけど、そもそも頭の弱い人に対して何かを伝えるときに、伝え方が悪いと相手が理解できないことがあるんですよね。逆に同じことを伝えていても、伝え方がうまいと、頭の弱い人を簡単にコントロールできるってことだったりもするわけです。。。

 ちょっと前に、「誰に食わせてもらってるんだ」ではなく「お前が好きで良いものを食ベさせたいから一生懸命働いてるのに、その言い方は酷い」と言ったら奥さんが怒るのをやめたので言い方は丁寧なのがいい、といった内容のツイートが話題になっていたんですけど、これが伝え方の上手な例ですね。

 そんなわけで、グーグルで働きつつも東大のISIの研究員を務めていて日本語が使えるKeras開発者の人が、ツイッター上で日本のウェブサービスについての感想を書いていたのですが、「時系列的にはミクシィはフェイスブックじゃなくて、オーカットのパクリじゃね?」とかツッコミを喰らいまくっているのですね。

 『ニコニコ動画』に関しても、ユーチューブにコメントを載せるところからスタートしてるので、そもそもパクりにすらなってなくてコバンザメみたいなサービスでして、当初はまねすらできていなかったのですよね。。。ユーチューブに接続を拒否されるようになって、仕方なく動画アップロードサービスをつけたぐらいで、デザインとアイデアで当時の日本では普及しましたけど、現在はユーチューブ全盛だよねってのはおっしゃる通りだと思います。。。

 んで、海外ではやったビジネスモデルを持ってくるってのは、LINEとかもですけど、日本のサービスではよくあることなんですよね。まあ、欧米の文化だと思われているアノニマスですけど、実は2ちゃんねるが初めだったりはしますけど。。。

 ってことで、言いたいことはわかるし必要十分の情報も書いているんですけど、例が間違っていると頭の弱い人はそこに引っかかってしまうので、本論まで理解が及ばなかったりするんですよねぇ。。。

※1.ツイート

5月24日執筆時点で、8206リツイートされている「鴨島の宗教へようこそ」というユーザーの投稿。『「男の人が奥さんと喧嘩して「俺はお前が好きでええもん食わしたりたいから一生懸命働いてんのに、その言い方は酷いやろ」つってて、これ「誰に食わせてもらってるんだ」の丁寧な言い方だ。しかし奥さんは怒るのをやめてたので、やっぱり言い方は丁寧なのが良いよな。と思いました。』

※2.ISI

情報科学研究所の略称。同開発者は、東京大学のISI、國吉・新山研究室に所属

※3.Keras

ニューラネットワーク(脳機能を模した学習ネットワーク)のライブラリのこと。簡単に書くとAIに必要なもの

※4.ユーチューブに接続を拒否

原因は不明だが、発足当初のニコニコ動画がユーチューブの動画上に文字を重ねるサービスであったことから、ユーチューブのサーバに多大な負荷がかかったからと言われている

【西村博之】

40歳。パリ在住。元ニコニコ&2ちゃんねるの管理人で、アノニマスも潜む米国掲示板サイト『4chan』の現管理人。「よく会食に遅刻したりするんですけど、『遅れると寿司ネタが乾いてマズくなるよ』と伝えられ遅刻しなかったことを思い出した今日このごろです」

撮影/根田拓也

日刊SPA!

最終更新:6/12(月) 16:04
週刊SPA!

記事提供社からのご案内(外部サイト)

週刊SPA!

扶桑社

2017年8月15・22日合併号
08月08日発売

¥440

・[東京VS地方]貧困のリアル
・[情弱ビジネス]騙しの最新手口11連発
・[神戸5人殺傷事件]報道できない裏側
・猛暑の[悪臭スポット]を測定してみた