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ニューフェイスが続々の神戸・西元町で 週2日だけオープンする焼き菓子屋さん

6/12(月) 12:01配信

CREA WEB

 神戸高速鉄道西元町駅周辺の「西元町」と呼ばれるエリアには、近年、お店が次々にオープンして注目を集めています。このコラムでご紹介したイタリアのサンドイッチ・パニーノのお店「ポルトパニーノ」も、変わらず盛業中。

 そんなエリアで、今、一番話題になっているのが、2016年11月にオープンした「マメナカネ惣菜店」。店主は、フランスやスイスで2年余り修業した藤田舞子さん。平日は朝9時から午後5時までの営業で、メニューはキャロットラペやビーツのサラダ、パテドカンパーニュなど、その日のフレンチ惣菜。ワインで、軽く昼飲みどころか朝飲みもできると、カウンター7席はいつも満席という繁昌ぶり。

 そのお店の定休日である木曜と金曜だけ営業するのが、「加集製菓店」。その2日間は、惣菜店がお菓子屋さんに変身です。黒板に店名を手書きした看板が外壁にさりげなく立てかけられ、お店に入ると、カウンターに焼き菓子がずらり。色々なプレートや額縁を使って、雑貨やアクセサリーのようにディスプレイされています。

 お菓子はフィナンシェやマドレーヌ、カヌレなど、10種類余り。どれも小さくて可愛くて、まるでごっこ遊びのミニチュアのよう。自分で竹のトングでつまんでお皿に取るのも楽しい。

 加集絵美さんは、製菓専門学校を卒業後、神戸・垂水の「レーブドゥシェフ」で5年、旧居留地のレストラン「ヴィラブランシュ」で5年、しっかり修業してケーキづくりの腕を磨きました。縁あって、2017年3月から「マメナカネ惣菜店」の定休日の週2日、焼き菓子のお店を開くことに。

「女性に喜んでもらえるお菓子を作っています。添加物を使っていないので、子供にも安心」とにっこり。

ひとくちサイズの焼き菓子がいろいろ

 加集さんが作るお菓子をご紹介しましょう。

 まずは、ひとくちサイズの3点。

「マドレーヌ」と「フィナンシェ」は、何と1個50円。どちらも焦がしバターでリッチな風味に仕上げています。パクッとひと口で食べられるサイズだけれど甘さもしっかりあって、存在感も十分。しっとりした食感とスタンダードな味わいで、食べ飽きません。ヘーゼルナッツを皮ごと挽いたプードル(粉)とアーモンドプードルを使った「フィナンシェ」は、格別の香りです。

「カヌレ」も、小さいけれど、外側がカリッ、中はむっちり。コーヒーや赤ワインと一緒に味わいたい。毎週20個まとめ買いする常連客もいるのだそう。

「イチゴや抹茶、レモンなど、色々な味のカヌレも作っていこうとおもっているところ」と加集さんはにっこり。

「ナッツが大好き」と言う加集さんこだわりの「くるみのタルト」は、タルト台を空焼きしてから中身を下焼きし、さらにキャラメリゼしたくるみをのせて焼くという、手の込んだ一品。くるみの優しい風味と香ばしさに魅せられます。

「ガレット」は、ザクッとした歯触りで、ひと口でバターの風味が広がります。

 しっとり、とろけるような「チーズケーキ」は、バニラをふんだんに使って、贅沢な風味に。下に敷いたキャラメルの層のほろ苦さがアクセント。

「ガトーショコラ」は濃厚で、生チョコのよう。「苦すぎず、甘すぎずの、私の大好きなチョコ味なんです」と加集さん。

 しっかり焼き込んだサブレは2種類。

 ココナッツ好きという加集さんらしい「ココナッツ」と、シナモンを効かせたスパイシーな「ショコラ」。甘さも程よく、サクサクで食べやすい。

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最終更新:6/12(月) 12:01
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