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更年期のいちばんの悩み「汗」問題。だらだら止まらない?まったく出ない?

6/13(火) 17:10配信

OurAge

40~50代の女性にとって「汗」の問題は、人には言いにくい、気になることのひとつだ。
漢方薬剤師・漢方ライフクリエーターの樫出恒代さんによると、漢方カウンセリングでも多い相談が「汗がいったん出るととまらない」「顔に汗をかきやすい」「汗が多くてびっしょりになるくらい」などの汗の悩みだそう。

「汗の出かたもさまざまです。特に更年期に多いのは、急に汗が出てくる〈ホットフラッシュ〉。こんな時に汗をかきたくないと思えば思うほど、ダラダラ出てきて、またあせる。そして、また出てくるという悪循環です」

これは「緊張性の発汗」で、緊張感が高まることにより、交感神経のはたらきが優位になって、じっとしていても、暑くなくても自然に汗が出てくる症状。また、緊張はしていなくても、ホルモンバランスの乱れによって交感神経の働きも乱れ、汗が出て止まらない症状でもある。

もうひとつは、寝ているときの寝汗。「朝起きたときに首のあたりがびっしょりで、氣持ち悪い」、あるいは、「夜中に汗をたくさんかいてパジャマを着替えるほど」。こんな汗は、「気力・体力低下気味の発汗」なのだそう。

汗の出かたは、人を丸ごと診る漢方での、大切な診断ポイントだという。
「『汗はかいたほうがよい、何がなんでも』と思われがちです。そのほうが代謝のよい身体だと。ですから、ホットヨガなどもとても人気なのですが、漢方では、『汗は、ほどよくかくことが大事』といわれています」

漢方の考え方で、「汗」は心血(しんけつ)、「心の血液」「心の液」ともいわれるそう。
五臓〈肝・心・脾・肺・腎〉の心(心臓・小腸・舌と関連)の液であり、「汗をかくと、身体の中の水とともに“気”も漏れだす」といわれ、「たくさん汗をかきすぎると気力の低下につながる」のだという。汗はかくべきときにきちんとかいているかどうかが大切なのだ。

○ベタベタする汗 ○においのする汗 ○暑くもないのに出る汗 ○少ししか動いてないのにでる汗 ○いったん出たら、なかなか止まらない汗
「こういった汗は、緊張感・疲労、食生活・睡眠などの乱れなど、身体からのサインかもしれません」と樫出さん。

「しかし、まったく汗をかけないのも問題です。汗がかけないということは、汗腺が開かない、体温を外に出せないくらい身体が冷えている、ということ。内臓冷えになっている場合もあります。しっかり温めることが大事です」

食生活や睡眠、疲労の改善、体を温めることなどを試みた上でも調節がうまくいかないときは、漢方医や漢方薬剤師に相談してみるのも、ひとつの対策かもしれない。

最終更新:6/13(火) 17:10
OurAge