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男子バスケは東京五輪に出場できるのか。険しく厳しい3年間が始まる

6/13(火) 11:45配信

webスポルティーバ

「我々にとって一戦も気の抜けない戦いがスタートします。長野で開催される東アジア選手権は2019年ワールドカップ、2020年東京オリンピックに続く大会。ここからの3年間は、まさに日本バスケットボール界の将来をかけた勝負です」

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 6月3日から7日にかけて、長野で開催された男子の東アジア選手権。大会前の会見で三屋裕子日本協会会長が決意を表明した。東京五輪への道は、この6月、長野から始まったといっていい。

 東アジア選手権は出場6カ国中、上位5カ国までが8月に開催されるアジアカップの切符を獲得できる大会のため、ライバルである中国は平均19歳、韓国は平均24歳のチームを結成し、育成の大会に当てていた。そんな中で日本の結果は3位。ケガ人以外のベストメンバーで編成して臨んだ大会だったが、日本と同様に主力と帰化選手を擁するチャイニーズ・タイペイに準決勝で完敗してしまった。

 特に課題だったのは、日本31本、タイペイ46本と、大きく遅れをとったリバウンドだ。ポイントゲッターである比江島慎が「試合にソフトに入ってしまった」と反省したように、出足から消極的になってしまい、リングに向かう意識が見えなかった。チャイニーズ・タイペイはアグレッシブにアタックしてくる国だが、こうしたフィジカルコンタクトに強いプレーで当たられると、日本はとたんに引いてしまう。

 国際大会でこうした弱点が必ず出るのは、Bリーグにおいて、得点やリバウンド面で外国人選手に依存していることが大きな要因である。強化を統括する東野智弥技術委員長は「Bリーグができて、日本人選手が攻める意識はかなり向上しているので、今後は改善できる」と語るように、3位決定戦で若い中国を叩きのめす修正力を見せたことは評価できる。

 だが、日常で戦うプロリーグでこそ、大事な場面で日本人選手がリングにアタックする”習慣”を身につけないかぎりは、国際大会の大事な場面でいきなりリングに向かえといっても無理な話だ。ここ日本で、日本が抱える一番の課題を露呈して敗れたことで、今度ばかりは課題を先送りせずに覚悟を持って取り組まなくてはならないと、目が覚めたのではないだろうか。

 そこで、冒頭の三屋会長の言葉である。この東アジア選手権は3年後の東京オリンピックにつながっている。今後、どのように大会が進んでいくのか説明したい。

 今年度よりFIBA(国際バスケットボール連盟)は、ワールドカップ/オリンピック出場につながる大会フォーマットを大幅に変更した。これまでは2年に一度の大陸選手権(日本ならば『アジア選手権』)が4年に一度のワールドカップ予選と五輪予選を兼ねていたが、2017年からは大陸選手権を4年に一度に変更し、コンチネンタルカップ(総称)として開催することになった。アジアに属する日本は、8月の『アジアカップ』に参戦する。

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