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【MLB】「歴代最高の始球式」に米反響 11歳少年が“感動の1球”「いいぞ、ランディス!」

6/13(火) 17:40配信

THE ANSWER

両手と両下肢がないシムズ君が“奇跡の始球式”…ファン「歴代の始球式でも最高だ」

 米大リーグで生まれつき両手と両下肢のない少年がヤンキースタジアムで始球式に登板。見事なストライクを投球した様子をヤンキース戦を中継する地元テレビ局「YESネットワーク」が動画付きで紹介するなど、複数のメディアが取り上げ、ファンの間では「歴代の始球式でも最高だ」と感動が広がっている。

【動画】右手のグラブから直接放たれた白球が外角低めに…「YESネットワーク」が紹介したシムズ君の“奇跡の1球”

 “感動の1球”が投じられたのは、11日のヤンキース―オリオールズ戦だった。

 米CBSスポーツ電子版によると、登板したのは、11歳のランディス・シムズ君。生まれつき両手と両下肢がないが、義手と義足をつけて学校では3つのスポーツに取り組んでいるという。

 日曜のヤンキースタジアム。試合前のセレモニーで背番号25に「SIMS」と入ったピンストライプのユニホームをまとったシムズ君は右手にグラブをはめ、義足でマウンド手前に立った。そして、ヤンキースナインも拍手を送る中、左足を上げて大きく振りかぶると右手のグラブから直接、白球を放った。

 すると、打者は立っていなかったが、勢いのいい投球は右打者の外角低めいっぱいにノーバウンドで捕手のミットに吸い込まれた。見事なストライクに観客から割れんばかり大歓声が上がり、捕手とタッチを交わしたシムズ君は笑顔で喝采を浴びていた。

「ランディス、素晴らしい!」と報じた記事では「これまでに我々はプロアスリートたちによる不格好な始球式を何回見てきただろうか。数え切れないほどだろう。しかし、シムズ君はバッチリの出来だ」と絶賛している。

 ハンディをものともにしない奮投を受け、ファンにも反響が広がっている。

ファンから感動の声「いいぞ、ランディス!」「シムズ一家に敬礼だ、感動的だ」

 ヤンキースの公式ツイッターでは「この少年は歴代の始球式でも最高だ」「素晴らしい! この感動的な少年をコンスタントに球団の取り組みに参加させるヤンキースは、間違いなく私にとってNO1のチームだ」「いいぞ、ランディス! ヤンキースは私のお気に入りチームになった」「シムズ一家に敬礼だ、感動的だ」「素晴らしい若者だ」と拍手が送られている。

 また「プライス、セールよりも良い」とメジャーの投手と比較した上で絶賛するファンも現れ、動画を紹介した「YESネットワーク」でも「素晴らしい少年だ」「ランディスいいね!」と称賛の声が続々と上がっていた。

 記事では、米ABCニュースを引用する形で、シムズ君は8歳から投球を始め、年齢を重ねるごとに違うスポーツにも挑戦。現在は学校のバスケットボールチームのメンバーでもあることを紹介している。

 さらに、シムズ君の母親によると、登板前もシムズ君はナーバスにはならず、「メジャーリーグのマウンドから投げられるなんて、本当にかっこいいね」という感じであった伝えている。彼は常に「これができるよ、見て」という精神で、決して「何かが出来ない」という気持ちを表さない性格だとしているという。

 これまでも春季キャンプに参加したり、球団と1日契約を結んだり、注目を浴びてきたシムズ君。12日に行われたドラフト会議では、ヤンキースからドラフト指名放送の場に招待されていた。

 “奇跡の1球”で感動を呼んだ11歳。その成長はヤンキースファンにとっても、楽しみなものとなりそうだ。

ジ・アンサー編集部●文 text by The Answer

最終更新:6/13(火) 17:52
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