ここから本文です

トヨタ、サントリー、電通の社長も 最強学閥慶應三田会

6/14(水) 11:00配信

NEWS ポストセブン

 5月24日、三菱東京UFJ銀行の小山田隆頭取の体調不良による退任が発表され、後任として三毛兼承副頭取の昇格が発表されると、財界に衝撃が走った。過去の同行頭取が東大・京大出身者で占められるなかで、三毛氏は異例の「慶應出身」だったからだ。

 しかし、経済部のベテラン記者は「むしろ遅すぎたくらい」として、こう話す。

「三菱グループと慶應の長くて深い関係を考えれば、何ら不思議なことではなかった。江戸末期に慶應義塾を創設した福沢諭吉と、明治に入り、三菱財閥を興した岩崎弥太郎は同い年で盟友ともいえる関係にあり、岩崎は福沢の推薦を受けた慶應の学生を多く三菱グループに雇い入れてきました。

 その伝統はその後も変わることなく、三菱グループは役員数を見ても、慶應は東大に次ぐ第2勢力です。そんな慶應閥にとって、今回の三毛頭取誕生は、満を持しての登板といえる」

 三菱東京UFJ銀行においては「ようやく」の慶應出身頭取だったが、財界を見渡せば、上場企業には300人を超える慶應出身の社長がいる。

 東京商工リサーチによると、上場企業の社長で最も多いのは慶應卒。2位の早稲田、3位の東大を大きく引き離して1位に君臨している。トヨタ自動車の豊田章男社長をはじめ、サントリーHDの新浪剛史社長、星野リゾートの星野佳路社長などの有名社長に加え、丸紅、電通、キッコーマン、出光興産、中部電力、永谷園HD、東京海上HD、キリンHDなど、多くの大企業で慶應出身者が社長の椅子に座る。

 その背景には、慶應の卒業生(塾員)によって構成される同窓会組織「三田会」の結束力がある。キャンパスのある地名に由来を持つこのネットワークは、卒業から何年経っても慶應OBにとっては大きな力となるという。

 フジテレビの新社長に内定した宮内正喜・次期社長も、三田会への思い入れが強いようだ。

「慶應の入学式に行なわれる『卒業50年塾員招待会』に出席するため、当時社長を務めていたBSフジの入社式のスケジュールを変更した、と言われています。それほど慶應のOB会に出ることを大切に考えていたようです」(フジテレビ関係者)

1/2ページ