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筋肉が痙攣したとき、絶対に服用してはいけない薬

6/14(水) 6:40配信

MEN’S+

痛みを和らげる別の方法を見つけよう

これまで信じていた一般的な治療には、実はリスクが伴っていました。

 運動後や睡眠中に、強い痛みを伴う筋肉の痙攣を感じたことがありませんか? もし定期的に経験している人なら、なんとかこれを止める方法を知りたいはずです。
 
 でも、筋肉痙攣を予防(時には治療)する薬とされている薬「キニーネ」を摂ることは避けたほうがいいかと思います。この薬は、マラリアの特効薬としても知られていますが、ジャーナル・オブ・ジ・アメリカン・メディカル・アソシエーション(以下、JAMA)の研究によれば、「筋肉の痙攣を止めるために『キニーネ』を飲むと、死亡リスクが高まるおそれがある」と発表しています。 
 
 このリサーチで研究者は17万5000人以上の健康記録を調査し、筋肉痙攣の治療として「キニーネ」を処方された人は、服用しなかった人よりも6年間のフォローアップ中に死亡する可能性が24%高まっているという数値を導き出しました。 
 
 また、この死亡リスクは若者において顕著で、50歳未満の人で「キニーネ」を服用した人は、3倍以上も早死にする可能性が高いという研究結果になったとのこと。 
 
 抗マラリア薬の「キニーネ」は、医師によって長年、筋肉痙攣の治療薬として処方されてもきました。しかしながら、米国食品医薬品局(FDA)は2006年に93人の死亡者を含む665件の重大な副作用が発生していることを報告し、この薬を筋肉痙攣の治療に適応外使用することに警鐘を鳴らしていました。 
 
 「キニーネ」の重大な副作用には、耳鳴り、めまい、失見当識、吐き気、視覚的変化などの様々な症状が含まれています。不整脈、凝固障害を引き起こす可能性のある血小板の減少、低血糖、重度のアレルギー反応が起こる可能性もあるとのこと。 
 
 それでも医師は「筋肉痙攣に苦しんでいる患者には、適応外使用のこの薬の処方を続けている」と、研究者らは話します。 
 
 痙攣が起きた際、処方薬以外のもの、たとえば苦いレモンや強壮剤などを介して、「キニーネ」を定期的に摂取してしまう可能性もあります。ただし、これらが含むキニーネの量は少ないのです。研究で使用された最低100ミリグラムの「キニーネ」を摂取するためには、1日に1リットル以上の強壮剤を飲まなければならないのですから…。 
 
 ただし、少量であっても定期的に摂取した場合、死亡リスクにどのような変化が起こるのかは、まだはっきりとわかっていません。明確にするためには、さらなる研究が必要です。 
 
 研究によって詳細が明らかになるまでは、筋肉の痙攣が起こったら患部のストレッチをしましょう。ただし、「時間を決めてストレッチするのではなく、呼吸に合わせてストレッチしてみるのです。3秒から5秒ほど、完全に息を吐き出す時間に合わせて患部を伸ばし、息を吸うときは緩めます」、と語るのは痙攣を研究している運動生理学者のアンドリュー・バスカード(Andrew Buskard)氏。次に痙攣が起こったら、この2つのストレッチを試してみるといいでしょう。

Men's Health

最終更新:6/14(水) 6:40
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