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日本男子バレーに明るい兆しか。活動自粛明けの中垣内監督の下、3連勝

6/14(水) 17:40配信

webスポルティーバ

 6月9日から3日間にわたり、バレーボール・ワールドリーグ2017高崎大会(群馬・高崎アリーナ)が行なわれた。

【写真】W杯バレーで「NEXT4」としてブレイクしたこの選手たち

 スターティングメンバーがコールされた際に歓声が大きかったのは、エースの石川祐希と中垣内祐一監督だった。昨年10月に全日本男子の監督に就任が決まった直後、人身事故を起こして対外活動を自粛していた中垣内監督は、この大会がチームに合流しての初采配となった。

 全日本男子は5月11日から新チームが始動し、ワールドリーグも6月2日から始まっていたが、中垣内監督が戻ってくるまではフィリップ・ブランコーチが監督代行を務めていた。第1週のスロバキア大会を1勝2敗で終え、巻き返しを図る高崎大会の前日(8日)に中垣内監督が合流するという”異例”の事態に、大会前日の会見には多くのメディアが詰めかけた。昨年のワールドリーグの前日会見は3人しか記者がいなかったことを思えば、注目度の差は歴然だった。

「ガイチジャパン」の初戦の相手は世界ランキング24位のトルコ。同ランキング14位の日本にとっては格下だが、昨年は土をつけられている。初勝利を目指す中垣内監督は、昨季、短期移籍したセリエAのラティーナで腰を痛め、スロバキア大会ではワンポイントブロッカーとして出場した石川をスタメンとして起用した。

 ファン待望の石川・柳田将洋の対角が機能し、1セット目を25-15の大差で先取すると、2セット目も26-24とデュースの末に連取。3セット目を25-27で落としたことでトルコに流れがいくかと思われたが、第4セットは代表初選出の司令塔・藤井直伸の好サーブで相手のレセプション(サーブレシーブ)を崩すなどして、25-16と制して試合を終えた。

 初戦を飾った後、中垣内監督は「紆余曲折あって監督に就かせていただき、今日勝てたのは非常に嬉しい。コート際に立つのは久しぶりなので、蘇ってくるものが多々あった。選手は本当に頑張ってくれた。今日の1勝は選手たちにとっても、私にとっても非常に大きかった」と感無量の様子だった。

 記者室では「負けた方が面白い記事になったのに」という冗談めいた感想もあったが、試合前から、監督自身はもちろん、選手やスタッフ陣にも不安はあっただろう。しかしこの初白星で、さまざまなノイズや不安をかき消した。

 続く10日のスロベニア(世界ランク29位)戦は石川を休ませた布陣で臨んだ。フルセットにもつれ込んだ試合は、先にマッチポイントを握られるも、柳田の2連続サービスエースで逆転して逃げ切る。その勢いのままに翌日の韓国(世界ランク22位)戦をストレートで制し、3連勝で大会を終えた。

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