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韓国代表、33年ぶり“惨事”に地元メディア「恥ずかしい」 W杯出場危機で監督解任論が再燃

6/14(水) 22:20配信

Football ZONE web

カタールに敵地で衝撃の3失点、1984年以来の歴史的敗戦

 韓国代表は13日、ロシア・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選でA組最下位のカタールと敵地で対戦し、2-3で敗れた。

【動画】衝撃の3失点敗戦でW杯出場に暗雲… 「カタール vs 韓国」ハイライト

 韓国がカタールに敗れたのは、1984年12月10日のアウェー戦以来、実に33年ぶりのことになった。これにより韓国は勝ち点13のままでA組2位の座をキープしたものの、同3位のウズベキスタンが勝ち点1差、W杯出場圏外となる同4位シリアが勝ち点4差と予断を許さない状況に。しかも韓国は残り2試合の対戦カードが、ホームで首位イラン戦、アウェーで2位の座を争うウズベキスタン戦と、いずれも難敵との大一番を控えており、本大会出場権を懸けた争いの行方は分からなくなった。

 まさかの敗戦――。韓国メディアもカタール戦の敗戦の衝撃を、刺激的な言葉で表現している。

「“衝撃の3失点”カタールに33年ぶりの敗北…」(サッカー専門サイト「インターフットボール」)

「“ドーハの惨事”韓国、カタールに2-3で衝撃の敗北 W杯出場の危機」(スポーツ・芸能専門サイト「スターニュース」)

 ただ、W杯出場の危機に立たされながらも、いまだにグループ2位にいる韓国。そのことについてサッカー専門誌「ベストイレブン」は、「2位にいるのが幸いだが、これは恥ずかしいこと。このような状態では本大会に出場したとしても希望はない」と、チーム状態を酷評している。

コンディション調整の失敗を指摘する声も

 さらにスポーツ紙「スポーツ朝鮮」は、「見たままの惨敗。攻撃も守備も機能していなかった。何よりも選手たちの体があまりにも重く見えた。コンディション調整に失敗した」と伝えた。

 同紙が問題視したのは、今大会前のスケジュール調整だ。

「7日のイラクとの国際親善試合の後、8日は先発で出場した8人以外の選手たちを中心に簡単な練習をこなした。翌9日は休暇とした。これは選手たちをリフレッシュさせ、チームの気分転換を図るためだったが、10日にカタール入りした後、練習することはなかった」

 つまり3日間も体を動かさなかったことになり、同紙は「早い時期に招集した効果はほとんどなかった」と批判した。

 この手痛い敗戦により、ウリ・シュティーリケ監督の解任論が再燃。試合後の会見で指揮官は「(監督を続けられるかどうかは)私の判断では決められないので、後で話をしたい」と、去就について口を開いた。

 サッカー専門サイト「インターフットボール」は、「これ以上、弁明の余地はない。結論を出さないといけない時。過去にもそうだったが、一人だけの責任にならないように願うばかりだ」と伝え、代表チーム全体で今回の危機を受け止めなければならないと指摘している。

キ・ソンヨン「全ての面で足りなかった」

 試合後、主将のキ・ソンヨンは「全ての面で足りない部分が多かった」と語り、カタール相手の完敗を認めていた。

 そして失態を演じたチームにさらなる衝撃となっているのが、負傷により前半34分にFWイ・グノと途中交代したエースのFWソン・フンミンの状態だ。韓国メディアによれば状態は深刻で、「右手首骨折の可能性がある」と報じられている。

 監督解任論が再燃し、難敵との残り2連戦にソン・フンミンが出場できない可能性も浮上。チームは満身創痍の状態だが、W杯出場を逃すことは許されない。韓国は8月31日にイラン、9月5日にウズベキスタンと負けられない戦いが続く。

キム・ミョンウ●文 text by Myung-wook Kim

最終更新:6/14(水) 22:20
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