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★黒田日銀総裁の後任は?

6/15(木) 9:00配信

中央公論

 日本銀行総裁の黒田東彦の任期が一年を切った。政界や金融界は、早くも後任人事の話題で持ちきりだ。
 黒田は七十二歳。年齢や体力を理由に固辞しなければ続投の可能性もある。アジア開発銀行総裁だった黒田を引き抜いたのは安倍首相だ。今もその手腕に全幅の信頼を寄せているとされる。「体力の衰えが目立つ」(周辺筋)のは心配だが、本人がやる気なら再任も見えてくる。
 総裁人事は首相の考え次第だが、副総裁の中曽宏ら生え抜きの昇格も噂される。日銀きっての国際派で英語が堪能な中曽は、「海外の中央銀行トップと議論ができる」(アナリスト)と市場関係者の評価が高い。ただ、「下の面倒見がよくない」(事情通)と行内の人気は今ひとつで、政策通である理事の雨宮正佳に期待する声もある。
 ほかにも、首相に経済政策を助言してきた駐スイス大使の本田悦朗や、首相官邸の信頼が厚い金融庁長官の森信親の名前が挙がる。
 日銀は今後、黒田が推し進めた「異次元緩和」を手じまいする難しい局面を迎える。「誰がやっても大変で、尻込みする人も出るのでは」との見方も出ている。
(敬称略)

最終更新:6/15(木) 9:00
中央公論

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