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日本の高層マンション火災への消防対応は万全なのか!?

6/15(木) 16:20配信

リスク対策.com

ロンドンタワーマンション火災について

14日に起こったロンドンのタワーマンション火災は、東京を中心にタワーマンションが多く存在する日本にも衝撃を与えた。元福岡市消防局レスキュー隊小隊長、元国際救急援助隊所属、元ニューヨーク州救急隊員の経歴を持つ一般社団法人日本防災教育訓練センター・代表理事のサニー カミヤ氏が寄稿した。

2017年6月14日、午前1時20分(日本時間午前9時20分)頃、英国・ロンドンの西部ノッティングヒル近く、ラティーマー通りのグレンフェル・タワー(Grenfell Tower:2016年改修済み)の24階建て、高さ68mの建物にある約120世帯の2階または4階から火が外壁、非常階段を伝って建物全体に延焼し、死者12名、重傷者約20名、軽傷者と中等症者約78名の大規模な火災が発生した。

現在も建物内にいる逃げ遅れ者数、出火原因などは不明。現在ロンドン消防局が火災の詳細を調査中であるが、倒壊の危険もあり、2次災害の危険があることから残火鎮滅作業も困難な状況である。

英国のテリーザ・メアリー・メイ首相は「多くの死者を出してしまったことに心から追悼の意を表す」と記者団へコメント

ロンドンのサディク・カーン市長は、この火災を事故ではなく、「重大な事件」と宣言。警察局と消防局代表のニック・ハード氏は、「どのように行政が今回の大規模火災について対応するかは決まっていない」と発表した。

1.消防隊員の現場活動について
警察局によると、14日、現地時間(BST)午前0時54分にこの炎上火災の通報を受け、約6分後最初に現場到着したロンドン消防局の約20名の消防士達は、延焼していない側から建物内に呼吸器を着装。連結送水管につなぐホースを持って進入し、「火事だ!地上へ逃げろ!」と大声でドアを叩き、寝ている住民を起こしながら建物中央にある唯一の非常階段を数階駆け上がたった。

消防隊長が上階から下階へ延焼していることを確認後、老朽化した建物のため倒壊の危険もあるという情報を得たため、 安全のためすべての消防隊員を建物外へ脱出させ、はしご車と隣接建物など外部からの放水活動に切り替えた。

その後、次々と屋内避難階段を降りてきた住人達の中で、 やけどなどを負っていた約50名を病院へ搬送。その後、次々と到着した消防車の数は約40台、消防士の数は約250名、救急救命士の数は約100名に及んだ。

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最終更新:6/20(火) 13:44
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