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ファッションを「買う」から「つくる」へ

6/15(木) 8:20配信

WIRED.jp

服やアクセサリーなどのファッションアイテムをつくるためのDIY工房「andMade.kitasando」が東京都内にオープンした。服は「買うもの」なのが当たり前の時代である一方で、マスプロダクションではない個性的な一品を求める消費者は確実に増えている。andMadeはファッションを「つくるもの」に変え、そんな「新しい消費者」を生み出せるか。

服などのファッションアイテムづくりに特化した会員制のDIY工房「andMade.kitasando」

服などのファッションアイテムづくりに特化した会員制のDIY工房「andMade.kitasando」が2017年4月末、東京・千駄ヶ谷にオープンした。プロ用のミシンやデジタルファブリケーションマシンなどの機材が揃っており、会員はこれらを自由に利用できる。借りて使えるファッション工房で、いわば「ファッション版のテックショップ」である。

1階と2階を合わせて約80坪(約265平方メートル)のスペースには、工業用や刺繍用、キルト用、職業用、シリンダーベッドなど、アパレルメーカーも使用するようなプロ用のミシンが並ぶ。特徴的なのはミシンだけではなく、CADなどのデータを取り込んで使う高額なデジタルファブリケーションマシンも導入している点だ。

たとえば、3DプリンターやUVプリンター、テキスタイルプリンターなどのデジタルプリント機器、レーザー加工機やデジタルスクリーン製版機などが用意されている。このため生地から服を縫製するだけでなく、オリジナルの柄をプリントしたり、3Dプリンターや加工機を利用してボタンやアクセサリーを作ったりもできる。

つまりandMadeにある設備だけで、オリジナルのファッションアイテムの最終製品を小ロットでつくれるわけだ。利用料金は1時間600円、1日使い放題で3,500円。月額定額では9,800円、年間定額では98,000円となる。

想定ユーザーは、ファッション専門学校の学生や卒業生、プロのファッションデザイナーなど。最終的には技術や年齢を問わず、「ファッションに興味がある人」たちが自分で作った服を着たり、もしくはそのファッションを世界に発信したりするための「基地」を目指しているのだという。

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最終更新:6/15(木) 8:20
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