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中小企業に入社した新社会人がまず身につけるべきスキル

6/15(木) 7:32配信

@DIME

長期の研修制度のもとで手取り足取り育成してくれる大企業と違い、中小企業に入社した新入社員は、いきなり現場に放り込まれ、見よう見まねで仕事をおぼえるのがデフォルトとなっていることが多い。

大企業と中小企業のそんな落差を実感して、中小企業に入社したのを後悔しはじめている人もいるかもしれない。

しかし、これまで中小企業に就職する数多くの新卒生を見送ってきた、追手門学院大学経営学部の神吉直人教授は、小さい会社には、大手にはないメリットがあると力説する。例えば「大企業よりも早くから、責任ある仕事を幅広く体験できる可能性」が最大のメリットで、「(顧客の)顔の見える関係で仕事をしたり、その反応をダイレクトに受け取れる」のも、大きな組織にいては味わえないやりがいだとする。また、トップとの距離が近く、早期の成長の機会に恵まれているのも、小さな企業で働くことの醍醐味であるとも。

●しっかりメモをとる

人手に限りがある中小企業の職場では、同時並行的にいくつもの業務をこなすマルチタスクが日々発生する。そんな環境下では、自分の記憶力を過信せず、こまめにメモをとり、確認することを習慣にする。

●先輩社員に叱られることを受け入れる

仕事に不慣れなうちは、トライ&エラーの姿勢でのぞみ、初めての失敗については「叱られたって仕方ない」と考えておく、ある種の胆力が必要。失敗したときは、先輩社員の顔色をうかがうことよりも、ミスへの対処に注力する。

●スピードアップを心掛ける

中小企業では、悠長・丁寧にばかり仕事をこなせないこともしばしば。業務に取り組む際は、作業時間を節約できる余地はないか、工夫に努める。また、着手自体を前倒しにすれば、それだけ納期に余裕が生まれ、修正・調整の機会を確保できるようになる。

●優先順位をつける

中小企業では、新人のうちから、慣れないタスクを数多く処理することが求められる。そこで優先順位を割り振って、優先度の高いものから一気に片付けてゆく。優先度の低いものについては、どうしても意識が及ばず、対応が薄くなってミスにつながりやすい。が、自分で優先順位を定めたという自覚があれば、やむなしと納得し、次に向かうことができる。

●職場の居心地の良さに貢献する

職場の雰囲気や居心地の良さは、全体の生産性を上げる意味でも意外に重要。けしてこれは、何もせず、波風を立てないようイエスマンとして振る舞うことを意味するのではない。むしろ若手は、積極的に居心地の良さ向上に貢献するように留意したい。

●SOSは早めに

ネガティブな出来事が起きたり、自分の能力を超える案件に直面したときなどは、早めのSOSを出す。無理な仕事を押し付けられそうなときは、きちんと「無理です」と言えるようにしたい。迅速なSOSによって、対処できる先輩・上司が余裕をもって引き継ぐことができ、後々に尾を引かないで済む。

中小企業には中小企業なりの不文律があり、働き方がある。こうしたコツを早く会得することで、職場で大きな成長を遂げることができ、やがては頼りになる先輩として、今度は後進を育成する立場になる。そうした意識を持って日々励んでいくのが、中小企業でたくましく生き残る秘訣である。

協力/株式会社インプレス

文/鈴木拓也

@DIME編集部

最終更新:6/15(木) 7:32
@DIME

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