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【夫婦問題Q&A】仕事ばかりの夫で家事も育児も私だけが。溜まるストレスをどうすればいい? [mi-mollet]

6/15(木) 14:00配信

講談社 JOSEISHI.NET

do-miさんからの質問

Q.夫が家事・育児から逃げるように仕事ばかりします。

私の夫はフリーのカメラマンのため、会社員の方に比べると苦労も多いと思いますが、とにかく仕事に一本に進むタイプです。プライドも高いためか、体調が悪くとも子供の行事があろうとも自分の家族が遠方から訪ねてこようとも、入ってきた仕事は全部引き受けてしまうのです。お陰様で経済的には心配いりませんが、子育ても家事も親戚付き合いも全て私が受け持っています。私も仕事を持っていますので、クタクタです。私から見ると夫は何かから逃げるように仕事のスケジュールを詰め込んでいるように見え、全てを任されている私はストレスが溜まります。私は何でも世話をしてくれるあなたのお母さんじゃない! いつも夫を見るとバブー!と聞こえてきそうです。(39歳)

特別ゲスト たいきのパパさんの回答

A.求める家族のあり方のために、必要な年収と仕事量はどれくらいか。 そこをシェアする話し合いができると良いかと思います。

ご主人の職業がフリーランスであることを考えますと……、「その日は都合が悪いので」と頻繁に断っていると、次から別のカメラマンに仕事がいってしまうようになる……。現実はどうか別として、少なくとも夫はそう思い込んでいるんだと思うのです。「今年は1000万円稼げたけど、気を抜くと来年は100万円になってしまうかもしれない。だから来年も1000万稼ぐために、今の仕事を受けて関係をつないでおかないと……」と。つまり、入ってきた仕事を夫が全部受けるのは、来年の1000万円のための営業活動でもあると思うのです。その点だけは、心に留めておいてあげたほうが良いかと……。

とはいえ夫も何のために働いているのかといったら、それは「家族のため」のはず。となると、今の状態は“あるべき姿”では絶対にありません。そこでまずは、どのくらいの仕事量でどのくらいの年収になるのか、といった基本知識をシェアする話し合いをされるのが良いかと思います。おそらく夫のほうは、「お金をたくさん稼いで家族を守る」というのが理想的な家族のあり方だと思っている。一方do-miさんにとっての理想は、「お金はほどほどでいいから家族がもっと一緒にいる」ということ。ここにズレがありますから、do-miさんとしては、「年収は700万円あれば望む生活レベルは維持できる。となると、その年収のためにはどれくらい働けばいいの?」という話し合いをされるのが良いかと思うのです。また、「どうしても断れない仕事は家族行事より優先していい」といったことも取り決めておくと、ストレスも貯まりにくくなるのではないかと思います。

ただ夫はフリーランスですので、少し長期的な視点をもって話し合われることがポイントになってくると思います。というのもフリーランスは、理想年収の1.5倍の年収がないと、同じ年収は維持していけないものです。たとえばdo-miさんが、「700万円あれば今の生活は維持できる」と思われたとします。サラリーマンなら普通に働けば前年の年収より激減することはありませんが、フリーランスだと3、4年後も700万万円を維持していこうとなると、その1.5倍、つまり1000万円ぐらい稼いでいないと難しいのです。となると、収入は多少減っても家族との時間をシェアできるあり方か、もしくは家のことは自分が負担して夫にはたくさん稼いできてもらうあり方か、家族としてどっちを目指していきたいか、その二択を念頭に話し合われるのがポイントになってくるかと思うのです。

僕自身の想像ですが、夫は家事や親戚付き合いというのがどのくらい大変なものか、分かってないと思うんですよ。「仕事の人間関係と違って、所詮は親戚。話せば分かるでしょう」くらいにしか思っていないはず。だからよく男は「嫌なら付き合わなきゃいいじゃん」などと安易に言い放ち、その結果、妻は相談ができなくなって自分一人で対応せざるを得なくなる……。その一方で妻も、夫の事情が分からず、「なんでそんな小さな仕事を家族より優先するの」と思っている部分はあると思うのです。夫としては、1本3万円の仕事だとしても、その依頼をしてくれた人との関係性ができることによって、毎月依頼がくるようになる可能性がある。そうすると目先の3万円でも、年間にすると36万円になるから小さくはない。あるいは、そのお客さんが、さらに毎月3万円の仕事をくれるお客さんを紹介してくれるかもしれない……といった実情があって受けていると思うのですが、そういった説明するのが面倒なんですね。本当はきちんと説明すべきなのですが……。

だからこそ、そういったお互いの背景にある事情をきちんと説明してシェアし合えるような話し合いができたら、理想的ですよね。我が家もそうありたいと思って奮闘している毎日です。

いかがですか?
たいきのパパさんの回答、ぜひご参考になさってください。

PROFILE

たいきのパパ

1978年生まれ。慶應義塾大学卒業後、人材派遣会社に入社。その後仲間と会社を立ち上げるが、「やはりキャリアに向き合う仕事がしたい」とインテリジェンスに入社。キャリア支援に務めた後、2011年にユニデンに転職。人材開発部長、人事部長として採用や経営企画を主に担当する。その後、新規事業の立ち上げサポートをおこなうベンチャー企業・MissingLinkの取締役に就任し、現在に至る。