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【ワーママの保険選び・後編】生命保険は掛け捨て型?貯蓄型?そもそも本当に必要か、を考える

6/15(木) 16:44配信

講談社 JOSEISHI.NET

「高齢出産ワーママは、どうやって保険を選んだらいいの?」

40代半ばで6歳3歳二児の母。これまでお金のことをほとんど考えてこなかった編集Tが、行政書士・FP(ファイナンシャル・プランニング)技能士として、東京都町田市で活躍されている、つるま行政書士事務所の馬場敦さんに取材。高齢出産ママの保険選び、後編となる今回のテーマは“生命保険”。

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配偶者が亡くなった場合 遺族には年金が支払われる

T「前回、民間の医療保険は不要ということでしたが、生命保険はどうしたらいいんでしょう?」

B「こちらも、公的なサポートがあるんです。Tさんご夫婦は、公的な年金を払っていますよね?」

T「はい。給与から毎月天引きされています。仕組みなどは、よくわかっていませんが……」

B「まず、公的な年金には3種類あります。国民年金、厚生年金、共済年金です。国民年金は、20歳以上60歳未満の全ての人が入る義務があります。それに加え、会社員の場合は厚生年金を、公務員や教員の場合は共済年金を払っています」

T「私は会社員なので、国民年金と、厚生年金を払っているということですね」

B「そうです。そしてここからがポイントですが、もし年金を払っている方が死亡した場合、残された家族は遺族年金を受け取ることができるんです。遺族年金は(1)遺族基礎年金と(2)遺族厚生年金の2つあります。まず、(1)遺族基礎年金。こちらは国民年金から支払われるもの。死亡した者によって生計を維持されていた子のある配偶者や、子が受け取ることができます」

T「いくらもらえるのですか」

B「78万100円+子の加算。子供が2人までは、1人につき22万4500円プラス。3人め以降は、1人につき7万4800円プラスされます。つまり、子供が1人なら100万4600円、2人なら122万9100円、3人なら130万3900円、1年間に支払われるんです。保険納付期間や、子供は18歳到達年度の末日(3月31日)を経過していないことなどの細かい条件はありますが、おおよそこの金額になります」

T「なるほど~。ちょっと安心しました」

B「会社員の場合は厚生年金も払っているので、残された配偶者や子は、(2)遺族厚生年金も受け取ることができます」

T「さきほどの、遺族基礎年金に加えて、遺族厚生年金も、ということですか?」

B「はい。遺族厚生年金はちょっと計算が難しいのですが、毎月40万円くらいの収入があるサラリーマンが死亡した場合なら、1年間で50万程度受け取ることができます」

T「会社員ってあれこれ天引きされて損……という気もしていましたが、年金に関してこの違いは大きいですね」

B「しかも法改正により、遺族年金は、妻が死亡した場合の父子家庭でももらえることになりました。ただ一点だけ注意しなければならないのは、残された配偶者の年収が850万円以上あると、遺族基礎年金、遺族厚生年金ともに支給されない、ということ。5年以内に850万未満になると予想されると支給されることもありますが、年収の高い方は心に留めておいてください」

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