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50代は資産作りの好機 老後資金は生涯収支で予測

6/16(金) 16:00配信

マネーポストWEB

 65才以降、いわゆる「老後」の生活には、どれくらいのお金が必要なのか。総務省の調べによれば、高齢・無職夫婦2人の生活で必要なのは月約27万円。しかし実際、夫婦でもらえる公的年金の平均額は月約19万円。昨年末に、年金受給額が約3割減になる“年金カット法案”が成立したため、今後はさらに減って13万円程度になる。

 月約27万円の生活費を出すには、毎月約10万円不足する。その分を、貯金で補うわけだが、90才まで生きるとして、年間120万円の不足×25年で3000万円は必要という計算になる。

「ただしこれは、首都圏暮らしで、夫が厚生年金、妻が国民年金、さらに、65才以降全く働かなかった場合です」とは、公認会計士の林總さんだ。

 とはいえ実際問題、50才で貯金がゼロの場合、残り15年間で3000万円近いお金を貯めるのは無謀な気が…。

「人によっては3000万円も必要ありません。65才以降もパートなどで働き、夫婦で10万円程度の収入があれば、公的年金で生きていけます。

 大切なのは、やみくもに不安を抱えるより、まずは、自分が65才までにどのくらいの支出があるか、収支の予測表“生涯収支”を作ってみましょう。それで、目標貯蓄額に追いつかないようであれば、生活の見直しをする必要があります。早めに生活水準を改めたり、65才以上も働こうと前もって計画を立てていれば、定年後に慌てずにすみます」(林さん・以下同)

 家計簿は、過去の家計を見直すもの。しかし、老後のお金を知るには、家計簿でなく“生涯収支”で、未来の予測をすることが大切なのだ。未来の予測なので「70才で海外旅行に行く」「自宅を売って老人ホームに入る」など、夢を組み込むことも可能だ。単に、老後の生活費のため、と貯めるより、具体的な目標を立てて貯めた方が、貯金のモチベーションも上がる。

「資産作りは50才からでも大丈夫。むしろ、住宅ローンや教育費の支払いが終わったこの時期こそ、貯め時なんです」

※女性セブン2017年6月22日号

最終更新:6/16(金) 16:18
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