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歌手超越したエンターテイナー五木ひろし、原点はラスベガス

6/16(金) 7:00配信

NEWS ポストセブン

 4月8日、東京・明治座で開催された「五木ひろしコンサート2017」──。最初の演目は、NHKで放送されている『五木先生の歌う! SHOW学校』の舞台版だった。3000曲以上のレパートリーを持つ五木ひろし(69)が演歌歌手らを生徒に迎え、ギャグをちりばめつつ歌を教えるというバラエティショーだ。

 コンサートが始まると、五木はなんとスーパーマンの衣装で登場。大スターの意外な姿に大歓声が沸き起こり、観客を歌と笑いの世界に引き込んでいった。

「お客様を感動させるということは、ステージに立つ側にとって大変なことです。でも、実はやっている本人も楽しんでいるんですよ。楽しいからこそ、今も続けていられるんです」

 今年で歌手人生53年を迎える五木は、こう熱く語った。

 30分間の休憩をはさんで再び幕が上がると、スーパーマンから一転、濃紫の着物に金色の帯を締め、艶めかしい空気を纏い名曲を熱唱した。歌に込めた思いが客席の隅々まで伝わり、聴く者の心を強く揺さぶっていく。まさに、観る者を惹きつけて離さない“五木ワールド”である。

 そんな五木から感じるのは、歌手の域を越えたエンターテイナーとしての魅力。その原点はステージショーの聖地・ラスベガスにあった。

「1976年から3年間、日本人歌手として初めてラスベガスでショーをする機会に恵まれ、エルビス・プレスリーと同じステージに立ちました。日本の演歌歌手だった28歳の僕は、歌うだけではない世界トップスターのエンターテインメントを目の当たりにして、言葉にならないほど勉強になりました」

 以来、歌舞伎、ミュージカル、洋楽のコンサートなど、ジャンルを問わず幅広く足を運び、良いと思ったものは積極的に取り入れ、「和」と「洋」の独自の世界を確立。日本舞踊を舞い着物姿で歌うステージもあれば、テンポのいい曲でダンサーと歌うこともある。

 演出、曲目も含めたコンサートや舞台のプロデュースは、すべて五木自らが行なう。そのため、日本舞踊やダンスの習得はもちろん、琴、三味線、ドラム、サックスなど20種類以上の楽器を演奏できるようになった。

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