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【日本ハム】4番を外れた中田翔、輝きを放っていた大田泰示 劇的だった巨人との3連戦

6/16(金) 7:00配信

文春オンライン

巨人の「連敗記録」を止めてしまったカード初戦

 「球団ワースト13連敗」の巨人をホームに迎えた交流戦シリーズは、今シーズン最も劇的な3日間になった。口の悪い野球ファンは「巨人連敗ロシアンルーレット」などと呼んで、連敗をストップさせるのはどこのチームかで盛り上がっていた。が、実はファイターズも地味に5連敗中だったのだ。4月にも10連敗を記録しているから大型連敗の悲哀はどっこいどっこいだ。

 ここ最近は内容も悪かった。投手は四球で状況を悪くし、野手は大事なところで凡ミスをする。打線はバントをしくじり、4番中田翔は不発でベンチのムードをこわばらせる。たぶん巨人の連敗を止めるのはうちだろうなと思った。巨人は死に物狂いで来るに違いない。それで何かを感じてほしい。

 僕が漠然とイメージしたのは「感動」だ。今は起爆剤がほしい。最悪なのは陰気になんとなーく1勝2敗くらいで対戦が終わることだ。それも相手の自滅でかろうじて1勝を拾うようなパターン。そうではなくて「感動」がほしい。チームが燃え上がるような勝利がほしい。

 第1戦は案の定、負けだった。悪い予感はめっぽう当たる。大事な場面で巨人・坂本勇人は勝ち越しタイムリーを放ち、うちの大野奨太はセーフティスクイズに失敗した。両チームの主将がアヤになった試合だが、要はマイコラスが打てなかったのだ。ファイターズは6連敗である。栗山英樹監督は打順組み替えの決断をする。ポイントは2つあった。大田泰示、西川遥輝という好調な打者を1、2番で並べること。そして中田の4番をはく奪すること。

 これはファイターズ的には非常に大きな出来事だ。去年6月、腰の張りを名目にスタメンから外されたことがあったけれど、栗山政権下で中田は(試合に出場するかぎり)文字通り不動の4番だった。それが3番スタメン起用である。

「下位で楽に打たせる」のでなく、むしろ打順をひとつ繰り上げるところが栗山流だ。「4番はく奪」のショックが薄れ、中田のメンツが立つ。栗山監督は4番から3番に「景色が変わる」ことで、いかに皆、4番につなごうとしているか気づいてほしかった。

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最終更新:6/16(金) 11:36
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