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世界の「デジタル広告の現状」がわかる5つのグラフ

6/16(金) 7:10配信

DIGIDAY[日本版]

デジタルメディア広告の世界では、広告詐欺、ブランドセーフティー、測定値のごまかしといった問題がいまも見られる。しかし、そのために広告費が減っているということはない。

メディアバイイング大手のグループM(GroupM)が4月30日(米国時間)に発表したレポート「インタラクション2017(Interaction 2017)」によれば、2017年には新しい広告予算1ドルにつき、77セントがデジタル広告に使われる見込みだという。そして当然ながら、トップを独走しているのはGoogleとFacebookだ。2012年から2016年にかけて、この2社はデジタル広告支出の3分の2以上を懐にした。

メディアエージェンシーのゼニス(Zenith)が5月2日(米国時間)に発表したレポート「トップ30グローバルメディアオーナー(Top Thirty Global Media Owners)」によると、2016年には世界全体の広告支出の20%がGoogleとFacebookに流れ込んだという。

だが、少なくともGoogleに関しては、勢いがやや衰えてきた可能性がある。あるエージェンシーの人間が匿名を条件に語ったところによると、YouTubeの問題が公表されているよりも深刻な影響をGoogleにもたらしているという。「広告主がYouTubeから広告を引き上げたことが、大きな痛手となっている」と言うのは、あるメディアエージェンシーの最高経営責任者(CEO)だ。「これまでYouTubeに広告費をつぎ込んでいた広告主の多くが、いまも広告を控えている。Googleの決算は対前四半期比でプレッシャーに晒されている状況だ」と、このCEOは匿名を条件に語った。

それでは、世界の広告支出の現状を5つのグラフで見てみよう。

リードを続けるGoogleとFacebook

ゼニスのレポートによると、持株会社アルファベット(Alphabet)の傘下にあるGoogleは、2016年に794億ドル(約9兆円)もの広告売上を得た。この額は、広告売上が269億ドル(約3兆円)だったFacebookの3倍だ。また、129億ドル(約1.5兆円)の広告売上を記録したテレビ事業者のコムキャスト(Comcast)が第3位になった。

広告売上ランキングでトップ30に入った大手メディアには、デジタル専業メディアを所有する企業が多い。具体的には、ベライゾン、Twitter、ヤフー、マイクロソフト、バイドゥといった企業だ。2016年にこれらの企業が獲得した広告売上は、合わせて1328億ドル(約15兆円)となっている。これは全デジタル広告支出の73%に相当する金額で、すべてのメディアを対象とした世界の広告支出の24%を占めたと、ゼニスは述べている。

「ゼニスの最新ランキングは、インターネット広告プラットフォームが世界の広告支出の成長をどれほど牽引しているのかを示すものだ」と、ゼニスで予測担当責任者を務めるジョナサン・バーナード氏は語った。

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