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一人の女性の熱い思いからすべては始まった、スターフライヤーの初代制服生地を再利用したキャビンアテンダント人形誕生秘話

6/16(金) 8:00配信

Suits-woman.jp

昨年就航10周年を迎えたスターフライヤー。黒をベースにした機体とゆとりあるシートピッチのレザーシート、いち早くシートにUSBポートやコンセントを設置し、ビジネスパーソンの人気も高い航空会社です。そして客室乗務員(以下CA)のパンツスーツの制服は、凛としていて媚を感じさせない、スタイリッシュなものでした。

10周年を記念して制服がリニューアルされることになり、初代制服を何か形として残せないか、というところからキャビンアテンダント人形の構想が持ち上がります。声を上げたのは、運送客室本部で機内用品などを担当するセクションの秋山真裕子さん。

明日にはリサイクル業者に……そんな中での再トライ

「形になるものを残したいと思ったんです。CAのイメージが残るので、制服のリサイクルにはバッグなどよりも人形にしたいとも。バービーやリカちゃんも考えたのですが、版権やロット数などの問題があって断念しました」

人形にしたいけれど、どうすればいいのかわからない……明日はリサイクル業者に制服を渡すというときに秋山さんはどうしてもあきらめられず、「あと1社だけ、トライさせてください」と上司に伝えます。そのタイミングで、ダメ元で再度オビツ製作所という玩具メーカーにメールを送ったのです。オビツ製作所はソフトビニール製人形の生産に欠かせない「スラッシュ成型」と「ローテーション成型」の技術を持ち、「メイド・イン・ジャパン」にこだわりを持つ会社です。特にルートもコネもなく、代表メールから申し込んだ秋山さんに、オビツ製作所の副社長・牧有里子さんから「おもしろいから、やりましょう」という返信が届きます。オビツ製作所のポリシーは「はじめから“無理”と言わない」、どんなに困難なオファーでもできる限り挑戦する会社です。そこが今回、うまくかみ合ったのです。

話は進み、メール、電話を使って担当者とやりとりをし、人形を宅配便で送ってチェックをするなどの作業が始まりました。人形の着る制服はすべて実際にCAが着用したものをクリーニングして、再利用しています。アニメ顔ではなく凛とした顔であるのも、秋山さんのこだわりが感じられます。

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最終更新:6/16(金) 8:00
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