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「眠り過ぎ」が原因で起こる身体への悪影響とは?

6/16(金) 7:22配信

@DIME

休日などは、朝寝坊をして昼まで寝ていたい。しかし、長く眠りすぎると、なんだか調子が悪くなることがある。そもそも、眠りすぎると身体に何か支障が起こることはないかと不安に感じるものだ。そこで眠りすぎることの影響を、内科医、精神科医の坂本 将俊先生に教えてもらった。

■人は長時間眠りすぎるとどうなる?

坂本先生によれば、人は眠りすぎるとやはり身体に支障が出るという。

「身体が疲れているとき、いつもより多少睡眠時間を取ることは疲労を取るために有効です。しかし過度な睡眠は、体内リズムを崩し、心身に様々な不調を引き起こしてしまうことがあります。

私たちの身体には『体内時計』と呼ばれる仕組みがあり、『日中は活発に活動し、夜はゆっくり休む』というリズムが形成されています。

休日の朝に生活リズムが崩れるほどに寝てしまうと、その後の『メラトニン*』の分泌リズムが不安定になります。すると翌日以降の体内時計のリズムが崩れてしまうだけでなく、免疫力が低下したり、肥満や高脂血症になりやすくなったりするなどの支障が出てくる可能性もあります」

*「メラトニン」…体内時計を形成する上で重要なはたらきをする物質。朝日を浴びてから約16時間後に分泌が高まり、特に周りが暗くなると分泌が促進されることが知られている。
メラトニンには睡眠導入作用をはじめ、抗酸化作用、抗がん作用、脂質代謝作用など、さまざまな作用が報告されている。

■長く眠るなら体内リズムを崩さないようにする

休日にいつもより長く寝る習慣がある人は、ドキッとしたかもしれない。では眠りすぎてしまい体調に悪影響を出さないためにはどんなことに気を付ければいいだろうか。

「平日、仕事で忙しい方は疲れも溜まっているでしょうから、休日に多少起床時間が遅くなってしまうのは仕方のないことでしょう。

ただし、生活リズムが崩れるほどの過度な睡眠は、心身にとって害となる可能性があります。睡眠時間を多く取る際は、体内リズムを崩さないように工夫しましょう」

坂本先生によれば、対策として「朝日」がポイントになるという。

「メラトニンの分泌は『朝日』が大きく影響しています。つまり普段より多く眠ったとしても、毎日、朝日をしっかりと浴びることができれば、体内時計は大きくは崩れません」

坂本先生によれば、具体的には次のような工夫をするのがいいという。

・長く寝るときには普段より1~2時間程度に留め、朝日をしっかり浴びる
・夜の眠る時間を早めて、起床時間は大きく変えない

■“眠りすぎ”予防のために6時間以上寝る

坂本先生に、眠りすぎないために、普段の生活習慣におけるアドバイスをもらった。

「普段から、最低限の睡眠時間は確保するようにしましょう。平日の睡眠時間が少なすぎれば心身の疲労が蓄積されていくため、休日の睡眠時間はどうしても多くなってしまいます。

個人差はありますが、できれば平日も6時間以上は睡眠をとるようにしましょう。どうしても睡眠時間を確保できない場合は、昼休みなどに20~30分ほどの仮眠を取るのも有効です」

(取材協力)
長者町ファミリークリニック理事長 坂本 将俊先生

取材・文/石原亜香利

@DIME編集部

最終更新:6/16(金) 7:22
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