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広島かSBか…最終節は歴史的激闘へ。最強外国人投手対決に”因縁の初対戦”も【交流戦第6節展望】

6/16(金) 15:03配信

ベースボールチャンネル

 5月30日に開幕した交流戦も最終節を迎える。ここまでパ・リーグ49勝、セ・リーグ40勝、1分となっている。今季もパ・リーグ優勢だが、セ・リーグは最終カードで巻き返しなるか。

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■広島対ソフトバンク、交流戦上位2チームが激突

 今カードは以下のとおり。

ヤクルト-日本ハム(神宮)
DeNA-オリックス(横浜)
中日-西武(ナゴヤドーム)
阪神-楽天(甲子園)
広島-ソフトバンク(マツダスタジアム)
巨人-ロッテ(東京ドーム)

 広島対ソフトバンクは、交流戦勝率1、2位の直接対決だ。初戦は、広島がジョンソン、ソフトバンクがバンデンハークの外国人投手の投げ合いとなる。昨季の沢村賞投手のジョンソンとWBCオランダ代表のバンデンハークの投げ合いは、ここ数年でも最高クラスの外国人投手対決かもしれない。

 日本人投手同士の対決で、歴史に語り継がれる投げ合いは想像しやすい。ややもすると、この2人にもそんなゲームを期待したくなる。

 広島の2戦目先発・野村祐輔にとって楽しみな対決がソフトバンクの主軸を打つ中村晃だ。同学年の2人は高校3年春のセンバツで対戦経験がある。準々決勝で対戦し、4番の中村が初回にホームランを放つなど、野村のいた広陵を破っている。

 中村は高卒でプロへ、野村は大学を経由して今の位置を築いたが、プロでは初めての対戦となる。野村は昨季、最多勝になり、セ・リーグを代表する投手へと成長しつつある。中村との対決をどう迎えるのか楽しみな一戦だ。

 中日―西武の対戦は初戦先発が中日・小笠原慎之介、西武・菊池雄星によるサウスポー同士と発表されている。ともに、高校時代は甲子園を沸かせたスター選手だっただけに、世代を超えた投げ合いは注目を浴びるはず。2年目の小笠原にとって貴重な経験にもなるだろう。

 中日のショートストップ・京田陽太は、西武・源田壮亮とのルーキー競演になる。長く、遊撃手探しに奔走した両チームに落ち着きを与えた2人が、走攻守において、どのようなパフォーマンスを見せるか。

 辻監督は昨季まで中日のコーチとしてチームを支えてきた。長年のコーチ歴はいまの指揮官にとって貴重な経験であったはずだ。古巣との対決で、西武ナインとしては辻監督に花をもたせたいところだ。


■ヤクルト・星と日ハム・石井一、同郷ルーキー同士が対決

 ヤクルト対日本ハムは下位に低迷するチーム同士の対決だが、魅力的な選手が多い。

 同世代対決で目を引くのが、ヤクルト山田哲人、日本ハム・西川遥輝だ。高校時代は、西川が1年夏から甲子園デビューし、第一線を突っ走ってきた。一方、山田は3年夏に巻き返し、関西の同世代の中でトップ評価を得た。

 それ以来、山田は同世代のトップを走り続けているが、西川も負けていない。ともに、走攻守に優れた才能を持つ2人がどれほどの影響力をチームにもたらすかも注目だ。

 ヤクルトは初戦の先発がルーキー・星知弥だ。日本ハムの内野手・石井一成とはルーキー同士、東京六大学のライバル同士の対決となる。その舞台が神宮だというのもなかなか興味深い。過去にヤクルト・西浦直亨、日本ハム・白村明弘が高校、大学に続いてプロで対決するという運命的な対決もあった。ともに栃木出身のルーキー対決が見ものだ。

 また、両クローザーにも注目したい。

 ヤクルト・秋吉亮、日本ハム・増井浩俊は、今年のWBCでもブルペンを形成した。侍のクローザー競演も楽しみの一つだ。


■楽天・ドラ1藤平がプロ初登板

 阪神―楽天戦は、楽天の初戦先発が高卒ルーキーの藤平尚真ということで、昨夏の甲子園が話題に上る。甲子園を沸かせたのは他にもいる。

 注目対決で挙げると、楽天のクローザーを務める松井裕樹と、出場するなら途中からであろう北條史也の対決だ。

 松井は2年夏の1回戦で1試合22奪三振の大記録を打ち立てるなど、3試合で53奪三振をマークした。その勢いのまま準々決勝で対戦したのが、北條が4番を打っていた光星学院だった。北條は序盤に2三振を喫するも、その2安打2打点と松井を粉砕して見せた。

 松井はプロ入り後、クローザーの位置を勝ち取り、北條は、いまだレギュラーを勝ち取れてない。この距離感を本人がどう感じるか。

 阪神のマテオ、ドリスの抑えコンビは、抜群の安定感を誇る。楽天の2番・ペゲーロとのドミニカ対決は楽しみだ。また、楽天の3戦目に先発する岸孝之は84年生まれ。ケガで2軍調整中の西岡剛がこの節で復帰となれば、2人の同世代対決が見られる。

 DeNA対オリックスは、DeNA・ラミレス監督が日本での指導者としてのキャリアを積んだオリックスとの対決となる。指揮官として成長した姿を見せたいところ。同世代対決ではDeNAのクローザー山崎康晃とオリックス・駿太の対決がある。オリックスの先発は初戦が西勇輝、2戦目が松葉貴大の90年世代だ。DeNAの倉本寿彦と同世代対決になる。オリックスのルーキー・山岡泰輔とDeNAの期待の若手・関根大気は同世代が対決は実現するか。

 巨人―ロッテは、“京葉ダービー”。ロッテは昨季、初の東京ドーム開催を実現したばかり。ロッテファンが押し寄せてくるかもしれない。2戦目は巨人の先発が田口麗斗、ロッテは二木康太が予想されている。95年生まれの同世代の対決も注目したいところだ。


氏原英明

ベースボールチャンネル編集部