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「自分の泳ぎを見つけて」 元競泳・伊藤華英さんが被災地で「夢」を乗せた「1年後の約束」

6/16(金) 12:37配信

THE ANSWER

「東北『夢』応援プログラム」で岩手県大船渡市で“1年間”の水泳教室を開始

 公益財団法人東日本大震災復興支援財団は約1年の間、東北の子どもたちを対象にアスリートやプロコーチらによるスポーツ指導の受講機会を提供する「東北『夢』応援プログラム」を実施している。

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 その一つが、岩手県大船渡市の小中学生を対象とした水泳指導プログラム。2年目を迎えた今年、昨年に続いて講師を務めることになったのは、長く日本競泳会に貢献してきた元日本代表・伊藤華英さんだ。
 
 伊藤さんは、2008年に女子100メートル背泳ぎで日本記録を樹立し、同年の北京五輪に出場。翌09年には怪我の影響により、背泳ぎから自由形に転向。世界選手権、アジア大会での数々のメダル獲得を経て、12年ロンドン五輪では自由形で代表の座を射止め、2大会連続出場した経歴を持つ。

 そんな競泳の元トップ選手が指導する「夢」の水泳教室も、この日が1年間の始まりだった。

 本プログラムでは、毎日、直に接して指導するのではなく、スマートフォン上の動画を通じて1対1の個別指導を続け、子供たちが設定した目標に少しでも近づける――という画期的なコンセプトだ。

前日にクロール7mができるようになった小2生徒が一気に25m完泳に成功

「きれいなフォームで泳ぐと、自然とタイムも速くなる。そのためにまず、蹴伸びをしっかりすることが重要。次はキックをしっかりと。キックは水面の上に足をあげないで、下にしっかりと蹴り下げて強いキックをすることが重要です」

 この日は速く泳ぐためには「きれいな泳ぎを意識すること」を生徒たちに伝えた伊藤さん。基礎のポイントを重点的に指導していった。

 クリニック後には、生徒全員の動画撮影とタイム測定を実施。前日に「やっと7メートルのクロールができるようになった」という小学2年生の生徒が、伊藤さんの1時間の指導で一気に25メートルまで記録を伸ばすことに成功した。

「今日の指導で記録が伸びたことはとても嬉しい。蹴伸び、キックのコツを掴んで練習を積んでいけば、子供たちはすぐに記録を伸ばせるし、タイムも速くなります」と伊藤さん。最初は緊張していた生徒たちの表情も喜びへと変わっていった。

 生徒からの質問コーナーでは、小学校時代どんな子供だったかと問われると「小学校時代は、人と競争するのが得意ではなかった。なのに、競争しなければいけない競技になってしまった」と本音トークで笑いを誘った。

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最終更新:6/16(金) 12:37
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