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陛下の譲位特例法、16日公布へ:あなたの思いと合っていますか --- 中田 宏

6/16(金) 16:28配信

アゴラ

6月9日(金)までに天皇の退位等に関する皇室典範特例法が衆・参両院それぞれほぼ全会一致で可決・成立しました。

明治時代以降は”皇室典範”によって天皇制は終身と定められており、江戸時代後期の光格天皇以来、約200年ぶりに「崩御に寄らない退位」となりそうです。
この法律で3年以内の退位が可能となり、現実的には新元号時代は2019年元旦もしくは年度初めの4月1日からとみられており、何れにしても「平成」は30年までになりそうです。

さて、読者の皆さまはこの特例法の内容はご存じでしょうか?

動画『中田宏チャンネル』の憲法シリーズでも取り上げましたが、憲法第四条で「天皇は(略)国政に関する権能を有しない」とありますので、今回、昨年のビデオメッセージで天皇陛下が求められたから特例法としたわけではありません。

“2017/5/18
「日本国憲法 第三・四・六・七条〔国事行為〕とは?~中田宏と考える憲法シリーズ~」(https://youtu.be/n7n5l-tsRxg)”

法律の趣旨は次のとおりです。

“天皇の退位等に関する皇室典範特例法
第1条(趣旨)
天皇陛下が御即位以来28年を超える長期にわたり、国事行為のほか、全国各地への御訪問、被災地のお見舞いをはじめとする象徴としての公的な御活動に精励する中、83歳と御高齢になられ、今後これらの御活動を天皇として自ら続けられることが困難となることを深く案じておられることに対し、国民は、御高齢に至るまでこれらの御活動に精励されている天皇陛下を深く敬愛し、この天皇陛下のお気持ちを理解し、これに共感していること、さらに、皇嗣である皇太子殿下は57歳となられ、これまで国事行為の臨時代行等の御公務に長期にわたり精勤されておられることという現下の状況に鑑み、皇室典範第4条の規定の特例として、天皇陛下の退位及び皇嗣の即位を実現するとともに、天皇陛下の退位後の地位その他の退位に伴い必要となる事項を定めるものとすること。”

あなたの思いと合っていますか?
この特例法は「天皇陛下の退位はオレが決めたんだ」「この特例法は私が作ったの」というものです。

“【陛下の譲位特例法、16日に公布へ】「思い」と合っていますか(https://youtu.be/wpR5M87xmII)”


編集部より:この記事は、前横浜市長、前衆議院議員の中田宏氏の公式ブログ 2017年6月14日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方はこちら(http://nakada.net/category/blog)をご覧ください。

中田 宏

最終更新:6/16(金) 16:28
アゴラ

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