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僕たちのルマン96時間──再現5000km!最新ポルシェ7台で行く自動車旅【後編】

6/17(土) 22:11配信

GQ JAPAN

ルマン24時間は、一度のレースで5000km(!)を超える距離を走るという。その過酷さを味わいたければレーサーになるしかないだろう。しかし一般人にとって、それはほぼ不可能なこと。でも、同じ距離を走ることはできるはず!? ならば試してみようではないか。最新のポルシェを駆って北極圏の街、ノルウェーのブーディから南スペインのタリファまで、夜通し4日間(96時間)走りに走った。自動車ジャーナリスト・大谷達也による体験ルポ、今回はその後編を届ける。

【最新ポルシェ7台の動画とフォトギャラリーはこちら】

■48時間走ってトリップメーターは2783km

2日目の朝6時、目が覚めるとコンボイはまだスウェーデンにいた。ただし、スカンジナビア半島の南端でデンマークを対岸に見るところまできている。ナイトシフトのドライバーは私たちが寝ている間に626kmを稼いでくれた。ここから先は私たちの出番だ。30分でシャワーを浴びると、私たちは再びポルシェに乗り込んだ。

長い橋を渡ってデンマークに入り、コペンハーゲンを抜けてフェリーに乗船。40分ほどでドイツのフェーマルン島に到着すると、私たちはまたポルシェに乗り込んで南を目指した。

ドイツに入るとアウトバーンのおかげで平均ペースはぐんと上がる。かつてほどでないにしてもドイツの高速マナーは相変わらず良好、必要に応じて現れる速度制限は実に理にかなったもので、納得してそれを守ろうという気持ちになる。どちらも、日本が是非見習って欲しいところだ。

ただし、ところどころ渋滞している高速道路という環境は日本と大きく変わらない。まあ、それでも大自然に囲まれていて、クルマになにかトラブルが起きたらそのまま命を失いかねない緊張感が伴う北欧とは、ステアリングを握る気持ちにも自ずと変化が現れる。

サマータイムのため、まだ夕陽が残る午後8時過ぎ、オランダに入った。しかし、40分ほど走っただけで今度はベルギーに入国。ほどなくして東部の都市リエージュに近い、この日の目的地に到着し、チェーン店のピザで空腹を満たすとナイトバスのベッドに横たわった。トリップメーターは2783kmを指している。旅の、およそ半分だ。

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最終更新:6/17(土) 22:29
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