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蜷川実花さんが撮るパラリンピアンの美 今秋に新雑誌

6/18(日) 7:47配信

NIKKEI STYLE

 障害者スポーツの支援に取り組む日本財団パラリンピックサポートセンターは今秋、写真家の蜷川実花さんによる障害者スポーツの写真雑誌を発刊する。2020年の東京パラリンピックに向けて認知度を高めるのが狙いで、創刊号ではリオデジャネイロパラリンピックの陸上女子で銅メダルを獲得した辻沙絵選手を取り上げる。今後も継続的に発行する予定で、義足の開発者などを含めて毎回異なる人物に焦点を当てる方針だ。
 雑誌の名称は「GO(ゴー)ジャーナル」。A3サイズで、蜷川さんが撮り下ろした写真とインタビューなどで構成する。日本財団パラリンピックサポートセンターで無償配布するほか、図書館や美術館などでも閲覧できるようにする。発行部数は未定だが、インターネットでも公開する。
 創刊号の辻選手は義手をつけた姿、外した姿それぞれで前衛的なデザインの衣装を着こなしており、ファッションモデルのようないでたちだ。撮影した蜷川さんは創刊に寄せたコメントで「みんなそれぞれ違うことが、もっともっと普通になったらいい。(中略)違うからこそ、世界はこんなにも面白く美しい」としたうえで、「この本が、意識が変わるキッカケになれたら本当うれしい。だって彼らは本当かっこいいから」と結んでいる。
 日本財団パラリンピックサポートセンターは障害者スポーツの競技団体を支援するため、日本財団が15年5月に設立した。今回の雑誌発刊については「障害者スポーツの魅力に触れていない人たちに読んでもらいたい。ファッションやアート、写真に関心がある人たちに、パラリンピックの魅力を伝えたい」と話している。
 蜷川さんは気鋭の写真家・映画監督として知られる。写真家の登竜門とされる木村伊兵衛賞などを受賞したほか、映画「さくらん」「ヘルタースケルター」も監督している。演出家、故・蜷川幸雄氏の娘。今回は写真撮影に加えて、現場スタッフの手配や雑誌全体の編集方針を決めるクリエイティブ・ディレクターも務めた。20年東京五輪・パラリンピック大会組織委員会の理事を務めており、パラリンピックを盛り上げるため手弁当で引き受けたという。
 雑誌の発行元はマトイパブリッシング(東京・世田谷)で、大日本印刷が印刷などで協賛した。
(山根昭)

最終更新:6/18(日) 7:47
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