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ブルゾン、池崎、ノラ ナベプロピン芸人が一発屋にならぬ訳

6/18(日) 7:00配信

NEWS ポストセブン

 今、バラエティー番組で欠かせない存在となっているのが、ワタナベエンターテインメント所属のピン芸人たちだ。彼らの多くはブレイクしても、一発屋にならず末永く活躍している。その理由について、コラムニストでテレビ解説者の木村隆志さんが解説する。

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 ブルゾンちえみさんとサンシャイン池崎さんがブレイクしてから、半年が過ぎようとしていますが、その勢いはいまだ健在。近年、芸人の消費されるスピードが速くなり、「一発屋は半年もたない」と言われていただけに、「意外だな」と思う人も少なくないでしょう。

 さらに、バブルキャラの平野ノラさんはブレイクから1年を超えましたし、熱血空回りキャラのあばれる君に至っては約3年半が過ぎました。すでに一発屋の範ちゅうを超える活躍を見せているのです。

 この4人の共通点は、所属事務所がワタナベエンターテインメント(渡辺プロダクション、通称ナベプロ)のピン芸人であること。同事務所はかつて、青木さやかさん、波田陽区さん、にしおかすみこさんなど多くの一発屋を輩出してきましたが、その後ブレイクしたイモトアヤコさんを筆頭に、息の長い活躍を見せるピン芸人が増えています。

 今なぜナベプロのピン芸人がブレイクしているのでしょうか? なぜ一発屋に終わらず息の長い活躍を見せているのでしょうか?

◆スタッフと視聴者にウケる人の良さ

 ブルゾンちえみさんの濃いメイクと「35億」、サンシャイン池崎さんのタンクトップ+ハチマキと「イエエエ~イ」「ジャスティス」、平野ノラさんの肩パットジャケット+ソバージュと「OKバブリー」「しもしも」を見れば分かるように、最大の特徴はインパクト十分のルックスと決めゼリフ。ただ、これだけなら典型的な一発屋になってしまいます。

 ナベプロのピン芸人が一発屋で終わらないのは、「にじみ出るような人の良さを感じさせる」から。思いも寄らないボケで爆笑を狙うのではなく、身の丈をわきまえた定番ギャグに徹するため、視聴者から見たら「安心・安定」、番組制作サイドから見たら「番組の流れを邪魔せず計算できる」存在なのです。

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