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都民ファースト・平愛梨弟候補に黒塗り“怪文書”発覚

6/19(月) 16:00配信

NEWS ポストセブン

〈上申書 下村博文事務所御中〉──そう表題と宛先がワープロ打ちされた文書には「平成28年8月10日」の日付と、下村博文・自民党幹事長代行の元公設秘書・平慶翔氏の直筆と思われるサインがある。女優・平愛梨氏の実弟で、都民ファーストの会の「目玉候補」として東京都議選(板橋選挙区)に出馬する人物だ。

 安倍晋三首相が5月中旬に「細田派四天王」として挙げた下村氏は、次の改造人事で重要閣僚への起用が有力視されている。

 そんな下村氏にとって、自民党都連会長として挑む都議選は、再入閣のためにも結果を残したいところなのだが、お膝元の板橋区で「現在ダントツ」(自民党都連関係者)を走る平氏は厄介な存在に変わった。

 今回本誌・週刊ポストが入手したのは、下村氏が過去に“元愛弟子”との間で交わしたとみられる文書だ。これを元に取材を進めると、“第2の加計文書”になりそうな雲行きだ。

 上申書は平氏が事務所退職にあたり、「職務上知り得た事実を第三者に漏洩しない」などと誓約する内容だが、その中に黒塗りにされた気になる箇所がある。

〈私は、■■■■■■■■詐取したことを認め謝罪いたします〉と5項目にわたってほぼ同じ文面が並び、その次に〈(5項目)以外に窃盗、詐欺、横領などに当たる行為をしたことがないことを誓約します〉と書かれているのだ。

 本誌は前号で、「平氏が下村氏の秘書時代に事務所費約30万円を私的に使い、弁護士立ち会いの下、事務所に詫び状を提出した」という下村後援会幹部の証言を報じた。平氏は「事実無根。文書があるなら見たい」と猛反論していた。

 この上申書はその実物のコピーとされ、下村後援会の役員会合で実物を見たという複数の幹部も「私が見たのと同じ」と語る。この2人に関しては、最近になってもう一つの“因縁”が報じられた。

「文藝春秋」(7月号)に『加計が食い込んだ下村元文科相夫妻』(森功著)のタイトルで、下村夫人が広島加計学園の教育審議委員を務め、加計学園側が下村氏の支援組織「博友会」のパーティ券240万円分を購入しているというレポートが掲載された。記事は下村氏の元秘書の証言などで構成され、そこで平氏も「夫人は年に五回以上は岡山や広島に新幹線で行っていましたね」と証言しているのだ。

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