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ミラノ発ホームフレグランスのパイオニア「クルティ」の世界

6/19(月) 15:01配信

WWD JAPAN.com

 世界中のセレブリティやVIPに愛されるホームフレグランスの代表格がミラノ発「クルティ(CULTI)」だ。同ブランドは1990年、アレッサンドロ・アグラーティ(Alessandro Agrati)が設立。家具デザインから、ホテルやスパなどを手掛けるアグラーティが、空間における香りを通した新たな文化の発信を目的にスタートした。今では、さまざまなブランドでも使用されているウッドスティックのディフューザーを考案したのはアグラーティだ。そういう意味でも、「クルティ」はホームフレグランスのパイオニア的な存在。日本では、2008年からアクタス(ACTUS)が独占で販売を行っている。バスルームやパウダールームに特化した“ウェルカムコレクション(WELCOME COLLECTION)”の発売を機にアグラーティが来日。「クルティ」のこだわりや楽しみ方について語った。

 「合成の香料は使用しない。全て自然素材を使用し、『クルティ』のラボで調香する。一つの香りの開発にかかる時間は最低2年以上。30年前に完成した香りと5年前にできた香りと比べても、どちらが古いか分からない。イタリア料理のように素材そのものを生かした香りばかりだから、タイムレスなんだ」とアグラーティは語る。「クルティ」の香りはシシリーのお菓子屋さんに着想を得たものから、レモンやオレンジ、ベルガモットなどイタリア特有のフルーツやハーブ、青い海と太陽など、地中海のライフスタイルに見られる要素が出発点になっている。新しく登場した“オデローザ”は、モロッコ・マラケシュの夜に咲き乱れるバラがイメージ。ローズの香りが得意でなくても抵抗ない柔らかくエキゾチックな香りだ。

 「クルティ」の香りは全14種類。日本では、そのうち10種類を販売している。新たな香りを増やす予定は、今のところないそうだ。アグラーティにその理由を聞くと、「30年以上香りを作り続けて、地中海のライフスタイルにおける自然な香りの要素は全て14種類で表現できたと感じている。この14種類をブレンドすることで無限の香りを楽しむことができるんだ」と言う。なるほど、ショールームには「クルティ」のディフューザー全14種が置かれていたが、全く香りの圧迫感がない。「『クルティ』は小さな部屋に何種類おいても大丈夫。重ねた時のバランスを考えて引き算で調和させているから。だから個人の香りをブレンドして楽しめるんだ」とアグラーティ。彼は「クルティ」は「パンに付けるオリーブオイルのようなもの」とも言う。それぞれの香りがピュアだからこそ、重ね合わせても自然な調和が生まれる。

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最終更新:6/19(月) 15:01
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