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釣り人に異常になつく3匹のアライグマ、母親亡くしたみなしごか?

6/19(月) 7:30配信

ナショナル ジオグラフィック日本版

史上最高にかわいいアライグマ?

 これは、史上最もかわいらしいアライグマの動画かもしれない。6月2日、米オハイオ州で親のいない3匹の小さなアライグマが撮影された。

【動画】史上最高にかわいい? 3匹のアライグマ

 撮影者はオーストラリアから米国に旅行に来ていたドミニク・リーバー氏。アップル・クリークという小川でニジマス釣りをしていると、鳥がさえずるような小さな声が聞こえた。

「真昼でした。足元を見ると、3匹のアライグマが私の足を登ろうとしていたので、好きなようにさせてやりました」と、リーバー氏はメールでの取材に答えている。

 アライグマたちはリーバー氏の肩によじ登ったり、耳をなめたりし始めた。母親を亡くしたのかもしれないと、リーバー氏は思った。しばらくしてやってきた別の釣り人は、リーバー氏とアライグマたちが遊んでいる様子を見て、アライグマたちに魚を与えた。

 2日後、リーバー氏が再び小川に行くと、先日魚を与えた釣り人がアライグマ用の小さな家を建てていた。彼もアライグマたちが母親を失ったことに気づき、毎日様子を見に来ていた。

「それ以来、彼とは連絡を取り合っています。アライグマは元気で、日々自立に向かっているようです。人と遊ぶ時間は少なくなっていますが、これは良い兆候でしょう」と、リーバー氏は語る。

飼わないほうがいい

 アライグマは北米の都会から田舎まで、さまざまな場所に住んでいる。街や公園によく顔を出すアライグマは人に慣れていることが多いが、人の体によじ登って遊ぶことは少ない。

 ナショナル ジオグラフィックのエクスプローラーであり、アライグマの生態について研究しているカナダ、ヨーク大学のスザンヌ・マクドナルド准教授は、動画を見て次のように話している。「男性に登ってからの行動はごく自然なものです。しかし、そもそもアライグマたちがあの場所にいるのが珍しいことです」。では、なぜアライグマたちはここまでリーバー氏になついたのだろうか。

「男性の顔がアライグマに似ているからかもしれませんね」とマクドナルド氏は笑う。

「アライグマは、マスクを付けたような顔で互いを識別しています。この男性は大柄で、毛むくじゃらに見えたのかもしれません。おそらく魚も持っていたのでしょう」

 マクドナルド氏は、これらの行動から判断して、このアライグマたちは母親を失ったみなしごではないかと考えている。「この子どもたちは誰にでもなつくはずです。人によじ登るのが大好きですから」

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