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『エロマンガ先生』11話 正宗と紗霧の切ない過去エピソードに泣く、そして『俺の妹』ゲスト出演に震える

6/19(月) 14:00配信

おたぽる

──ここで何度も話題にしている「紗霧専用のアニメーター」小林恵祐さんがpixivでインタビューを受けていました(with竹下良平監督)。紗霧可愛いへのこだわりは、アニメとリアルのギリギリを攻めているとのこと。服を脱ぐ時の生々しさに納得。
 かーずSPによる『エロマンガ先生』(TOKYO MXほか)の全話レビュー。8話に続いて原作者・伏見つかさによる脚本回再び。今週は正宗と紗霧が創作活動をはじめるきっかけのエピソードです。


■#11 「二人の出会いと未来の兄妹(ふたり)」 紗霧のビキニ姿が可憐

 和泉正宗(いずみ まさむね/演:松岡禎丞)が山田エルフ(やまだ エルフ/演:高橋未奈美)の別荘から帰宅する日。その裏では和泉紗霧(いずみ さぎり演:藤田茜)が玄関で、正宗を出迎える練習をしています。「ちがーう!」おもしろポーズでダメ出しする紗霧の可愛らしさが冒頭から炸裂です。正宗をお出迎えしたい優しさ。固くなって顔がピクピクする表情の変化。「良し!」ってガッツポーズする仕草。こうした細かい積み重ねで厚みを増していく紗霧の魅力、愛おしくなります。
 お土産を持ってきた正宗。紗霧がパーカーの前を開けると、そこには白い肌にビキニを着た妹の姿が。胸の谷間もしっかり、白いお腹におへそもキュートで、

「え、エッチな勘違いしないで」

 それでも屋内で見る紗霧の水着にドキドキです。ってこれまだ主題歌の前だよ!  アバンタイトルでこんなに語らせないでよ~。先週までエルフやムラマサにブヒブヒ萌えつつも、三週間ぶりに飢えていた紗霧分が急速に満たされていく感じ、たまらんね。

 さて、いよいよ正宗とエロマンガ先生の新作『世界で一番可愛い妹』の発売日。秋葉原まで様子を見に行くことになりました。部屋から出られない紗霧のために、タブレットのカメラ機能で街を歩く正宗がシュールすぎてちょっと怪しいです。秋葉原に行く合間に、幼い頃の思い出話が語られます。正宗と父親の和泉虎徹(いずみ こてつ/演:中村悠一)。紗霧と母親の初代・エロマンガ先生(演:井口裕香)。それぞれの家庭事情と、創作に目覚めるまで。3巻の最終章に8巻で評判だった過去エピソードを加えて、再構築していますね。


■紗霧7歳「こんな絵じゃ、おパンツ舐めたくならない」

 両親が離婚して、母親に引き取られた紗霧は7歳でした。登校拒否中。今と変わってねー。ちなみに離婚の理由は、母親が「趣味でえっちなマンガを描いてるの、お父さんにバレたから」(原作8巻)
 さすが初代・エロマンガ先生らしいぶっ飛びエピソード。紗霧は二代目のエロマンガ先生なんですが、詳しくは原作4巻以降の話なので割愛。気になる人は読んでくださいね。


 そのとき正宗は11歳。母親を亡くした失意から回復するために、好きなこと=ネット小説を書くことに目覚めます。タイトルは『勇者マサムネの冒険』。8歳の紗霧は、それをスマホで読んでいました。次々に小説をアップしていく正宗に、紗霧が絵を描いてあげたことで大歓喜。プロの小説家になることを誓ったのです。最初に正宗に創作の楽しさを与えたのは紗霧だったんですね。千寿ムラマサ(せんじゅ ムラマサ/演:大西沙織)もWeb小説時代からのマサムネファンでしたが、ここでも紗霧に一歩先を行かれてました。

 触発されて紗霧も絵を描きはじめます。途中、母親のイラストに「こんな絵じゃ、おパンツ舐めたくならない」と批評してたのはめっちゃ笑いましたけど。お母さん情操教育、失敗してるじゃん。
 一年後。お互いプロになることをSNSで誓い合います。

「今日から本気で絵の練習をする。お前がくれた夢を叶えるために」

 夕陽をバックに、遠い場所から、お互いに拳を突き出す正宗と紗霧の姿が眩しい。


■『俺の妹』桐乃たちがゲスト出演、もうちっとだけ続くんじゃ

 秋葉原に着いたら「あーきはーばらー」と吠えるのが、『俺の妹がこんなに可愛いわけがない』からのお約束。ってことで、ここからは『俺の妹』キャラが続々と登場。メイド喫茶のツインテールメイドさん。正宗の後ろを走り抜けるゲーム研究会の三浦部長。万世橋にたたずむのは赤城浩平と瀬菜の兄妹。イベント会場には来栖加奈子のポスター貼られて大賑わい。そしてUDXのエスカレーター前。

「見て! このラノベ! 絶対おもしろいって!」

 目の前の集団の一人が、『世界で一番可愛い妹』をしっかりと握っています。桐乃、黒猫、沙織・バジーナ、京介の集団とすれ違う正宗。もうね、懐かしさに涙まで出てきましたよ。「よっ、久しぶり!」って声かけたくなっちゃうくらい。そのままの姿、そのままの声で再会できて、『俺の妹』の同窓会に参加している気分です。

 原作で正宗は、「作者には完結した作品に鍵をかける権利がある」と独白します。『俺の妹』も伏見つかさが鍵をかけました。しかしアニメ脚本で作者の権利を行使して、もう一度鍵を開けてくれたことに感謝の気持ちでいっぱいです。

 秋葉原から帰宅した正宗が目にしたのは、玄関までようやく降りてきた紗霧でした。新刊の発売を祝福する妹に、感謝を伝える正宗が拳を合わせます。かつて夢を誓った、そのポーズのまま。今度は握手を交わして。この演出も爽快ですね。

「あれからお互いがプロのクリエイターになっている」「紗霧が階段下まで降りられるようになっている」二人ともちゃんと前に進んでいるのがこの1シーンに集約されています。イイ話だなー。って、これ最終回じゃないの? すごいフィナーレ感出てるんですけど。

(文/かーずSP)

最終更新:6/19(月) 14:00
おたぽる