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バンコクの丸亀製麺、てんや、CoCo壱番屋で出会った衝撃のローカルメニュー

6/19(月) 7:20配信

@DIME

飲食チェーン店といえば、どこに行っても同じメニュー・味・値段が設定されている。だから安心して食べられるし、期待を裏切られることもない。では、外国に出店した日本のチェーン店はどうなのだろう? 実態を調査すべく、タイの首都バンコクでいくつかのお店に突撃してみた。

【写真】バンコクの丸亀製麺、てんや、CoCo壱番屋で出会った衝撃のローカルメニュー

(参考データ)
取材日:2017年5月20~21日
当時の為替レート:1B=3.2円ほど

●「丸亀製麺」で出会った甘口と思いきや、激辛&スパイシーな焼きうどん

まず向かったのは、BTSチットロム駅に近い巨大ショッピングセンター、セントラルワールド内の「丸亀製麺」だ。

メニューを見ると、まずはRICEカテゴリーに「親子丼」。うんうん、これは日本でもあるよね。納得したのも束の間、「フライドチキン丼」、「かつ丼」、「白身魚のフライ丼」、「ソースカツどん」、「カツカレーライス」が目に飛び込んできた。

本筋のUDONは「ざるうどん」や「釜揚げうどん」など正統派がしっかりある。一方、「スパイシーポークうどん」、「シーフードトムヤムうどん」などタイ料理を意識したもの、さらに「スパイシー豚骨うどん」なんて飛び道具的なものも用意されていた。

そんな中、特に私の目を引いたのは「焼きうどんキーマオ」というメニュー。お値段は109Bなり。料理写真を見るとカニカマにエビ、イカが入っているようで、英語表記で「Seafood Yaki Udon Kimao」と表記されている。早速指さしでオーダーを入れると、少し時間がかかるらしく会計を済ませたら席で待てとのこと。

待っている間、テーブルの調味料もチェックすると、定番の「だし醤油」は健在。そう、これがなければ丸亀じゃない。と思ったら、お隣は「お酢」と「チリパウダー」。タイではどの食堂もお酢・砂糖・唐辛子・ナンプラーの4種類が用意されているのが定番なので、それに合わせているのだろう。

3分後、運ばれてきた料理は量が少なめながら、色鮮やかな野菜とエビが入った甘い香りのする焼うどんだった。これはパッタイ(タイ風焼きそば)に似ているかな? 早速口に放り込むと、予想通り、まずは甘味がじわっと入ってきた。タイ料理によく登場する「こぶみかんの葉」が味のアクセントになっている。なるほどね、納得してふた口目を食べようとした時、脳天にキーンと辛味の信号が伝わってきた。

どうやら、鮮やかな赤ピーマンと思って口に入れたのが激辛の「赤唐辛子」だったようだ。思わず水を探したが時すでに遅し。日本では当たり前の「お冷」はこの国にはなく、欲しければ注文(有料)しなければいけないことに後で気づいた。一瞬にして額や頭から汗がにじみ、目頭が熱くなった。相当な激辛だ。

慎重によけながらも食べ進んでいくと、今度は海ブドウのような、硬い緑色の房の存在に気づいた。これは「プリックタイオーン」というグリーンペッパーらしく、やはりスパイシーな味付けに欠かせない調味料とのこと。体に良さそうだけど、さすがに直接かじることは避けたことは言うまでもない。

●「天丼のてんや」のエビ天入りの巻きずし

2軒目は、MRTラマ9世駅に直結したショッピングモール、セントラルプラザ内にある「天丼のてんや」だ。かなりオシャレな外観で、ガラス張りで店内は外から丸見え。客層は若いカップルが目立っていた。

座るや否や、スタッフがメニューブックを持ってきた。早速丼ページをチェックすると、正統派メニューの野菜天丼が79B。タイの日本食レストランとしては破格の値段設定だ。さすがお財布に優しいお店なだけある。

その一方、他の丼メニューは「海老天豚丼」をはじめ、「半熟卵のせなまず丼」など意表をついたものもズラリ。次のページには海老天や鶏天、さらにサーモン天のカレーライス。うどん・そばメニューとして、「天ぷらトムヤムうどん」まであるのは、さすがタイである。

注文したのは、思い切り丼からかけ離れた特別メニュー、79Bの「Ebi Tempura Maki Roll」。単純に訳せばエビ天入りの巻きずしなのだろうが、実際に出てきたのは、それをさらに衣を付けて揚げたものだった。

中身をじっくり観察すると、エビ天の周りに「とびこ」が散りばめられ、たっぷりのマヨネーズがかかった状態で運ばれてきた。口に放り込むと、意外にあっさりした食感でサクッと食べることができた。ちゃんと口直しのガリも付いているところがニクイではないか! 量は少な目ながら、おやつ感覚であっという間に食べきった。

●「CoCo壱番屋」はあの世界的な魚とのコラボ

最後はBTSアソーク駅直結のターミナル21内にある「CoCo壱番屋」。店の外観はお馴染のロゴマークより「CoCo ICHIBANYA」の文字が目立つ。店内は日本でよく見かけるカウンター席がなく、テーブル席のみ。どちらかというとファミレス的な雰囲気だ。

オーダーシステムは日本と同じ。メニューを選び、ライスの量、辛さ、カレーソースの量も追加可能。トッピングも充実している。

メニューブックを見ると、他の店のような突飛なものは少な目。あえていうなら、「ナポリタン」や「サーモン・ホワイトソース」などのスパゲッティ。そしてNewの文字が付いた「えびのガーリック炒めカレー」や「銀だらステーキカレー」あたり。しかし後者のカレー2種の値段は360B! 同じターミナル21内のフードコートでは30~40Bでランチが食べられることを考えると、かなりの高額設定といえる。

そこで220Bと、ほどほどな値段設定でNEWマークのついていた「サーモンの照焼カレー」を注文した。不安だったのは、辛いものが当たり前のこの国で、ココイチのカレーがどのような味で出されているのか。鮭とのバランスも興味深かった。

注文から4分ほど。出てきた料理は、日本でもお馴染のお皿に盛りつけられていた。カレーの見た目も違和感がない。半信半疑ながらひと口。ぉお…。日本とまったく同じ味だった。鮭の照焼との相性もよく、これならすぐ日本のメニューに採用してほしいと思うほど。なんだか自宅でカレーライスを食べているような気分になった。

ちなみに、テーブルに常備の調味料は、日本でもお馴染の「HOT SPICE」と「ヤマモリソース」、「福神漬」の3種類。福神漬は昔ながらの赤い色が採用されていた。

海外旅行先で日系チェーン店に入るなんて、自分の中ではありえないと思っていた。ところが意外に知らない料理があるもので、日本とその国の食文化の融合を楽しんでみるのも悪くない。皆さんも、一度は旅行先で馴染みの店に入ってみてはいかが? きっと新しい発見があるはずだ。

取材・文・写真/西内義雄

@DIME編集部

最終更新:6/19(月) 7:20
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