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ドミニック・ローホー 「ノーセカンドチョイス」と「ワンアクション」が豊かな時間を生む [mi-mollet]

6/19(月) 14:00配信

講談社 JOSEISHI.NET

私のシンプルライフの基本は、「ノーセカンドチョイス」と「ワンアクション」なんです。ワンアクションとは、余計な作業を削ぎ落として一つのアクションでできるようにすること。たとえば紅茶を淹れるとき、皆さん、ティーバッグが入った箱の蓋を開けて、取り出したらまた閉めて……とやっていますよね。でも私は箱の蓋を取ってしまっているんです。そうすれば蓋を開けたり閉めたりする手間がなくて済むでしょう?

「ノーセカンドチョイス」とは、「一つの目的」に「一つのもの」という意味。たとえば、お茶は誰にとっても必要なものですが、「この茶葉!」というものが見つかったら、もう美味しい茶葉を探し回らなくて良くなります。だから私は、ガブガブ飲む茶葉と、お客様用の茶葉と、特別なときに楽しむ中国茶の3つだけに決めているんです。ただしその究極のお茶に出会うまで、どれだけ試してどれだけお金を使ったことか……!(笑)。

とにかく私は、探す時間、悩む時間を減らしたいんです。なぜなら好きなことをする時間がたくさん欲しいから。家事や仕事に忙しい読者の皆さんも、「ノーセカンドチョイス」と「ワンアクション」で、もっと好きなことをしたりゆっくり寝る時間を持ってほしいと思います。

ドミニック・ローホー

著述家。フランス生まれ。ソルボンヌ大学で修士号を取得し、イギリス、アメリカ、日本の大学で教鞭を取る。様々な国に移り住む中で、モノを持たず豊かに暮らす「シンプルライフ」を確立。それを本にまとめた『シンプルに生きる』(講談社+α文庫)がベストセラーに。他に『シンプルリスト』、『99の持ちもので、シンプルに心かるく生きる』(ともに講談社)など著書多数。また禅寺や墨絵を通して日本の精神文化に理解が深いことでも知られる。

写真/ドミニック・ローホー著「99の持ちもので、シンプルに心かるく生きる」より