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日経平均株価の2017年7月中旬までの値動きをネット証券4社のエースアナリストがズバリ予想!アベノミクス後の高値、2万952円の突破なるか!?

6/19(月) 21:20配信

ダイヤモンド・ザイ

 日経平均株価は6月に入って、ついに念願の2万円に到達!  米国のトランプ大統領による機密情報漏えい疑惑、いわゆるロシアゲート事件など政治面への警戒感は続く一方で、堅調な企業業績が株価上昇の下支えとなった。日経平均株価の次なる照準はどこなのか?  狙うは「アベノミクス後の高値更新」とアナリストは分析するが、その達成の時期についてはプロの見解も分かれている。

【詳細画像または表】

 7月中旬までの日経平均株価の値動きを、SBI証券、楽天証券、カブドットコム証券、松井証券のネット証券4社のエースアナリストがファンダメンタルズの面からズバリ予想!  6月21日(水)発売のダイヤモンド・ザイ8月号から抜粋して紹介する。

日本株の業績が順調に拡大するなか、4人中3人が強気に!一方で、チャートがダブルトップを描く懸念も……

 6月2日、久々に日経平均株価が2万円に乗せた。年初から頭を押さえつけた展開が続いたうえ、ロシアゲート事件の浮上で暗雲が立ち込めかけたが、意外と呆気ない達成だった。政治面は内外で揉めているが、経済面が堅調であることが株価上昇の根底にある。

 「日経平均株価採用銘柄の予想EPS(1株益)が1400円を超え、企業収益の拡大が続いている」と松井証券の窪田朋一郎さんは指摘。そして、「世界経済を大きく減速させるような要因は見当たらない」と捉える。

 【松井証券・窪田朋一郎さんの予測】
[やや強気]世界的に不安要因が少なく資産価格は上昇しやすい

 6/21~7/20の予想レンジ
[高]2万1000円 [安]2万200円

 日本経済は、緩やかながら回復が続いており、日経平均の予想EPSは1400円超と企業収益も拡大している。また、米国経済も引き続き成長が続いているほか、欧州経済も回復基調が強まっている。一方で、新興国、特に中国経済は政府が過熱感を抑えるために引き締めに動いているものの、世界経済を大きく減速させるような状況とはなっていない。このように現状は、あまり死角がない状況だ。

 このような状況下であっても、日欧は量的緩和を続けており、資産価格が上昇しやすい展開が続くであろう。

 また、楽天証券の土信田雅之さんも「国内企業の稼ぐ力が評価されたことが株価上昇の背景にある」と分析。ただ、次のように注意を促す。

 「米国を中心とした海外動向で株価水準が上下する展開は変わらない」

 【楽天証券経済研究所・土信田雅之さんの予測】
[やや弱気]米国の景況感等の減速が日本に与える影響に注意

 6/21~7/20の予想レンジ
[高]2万300円 [安]1万9200円

 日経平均は次第に値幅を狭めていく、もみ合いを想定。6月初頭の2万円台乗せは、国内企業の稼ぐ力が評価されたことが背景にある。堅調な相場地合いの継続が見込まれるが、米国を中心とした海外の動向で株価水準が上下する展開に変わりはない。

好調と思われている米景気だが、ハードデータ*
系の経済指標の中には弱いものも散見されている。また、まだ目立った弱さを見せていない景況感指数などのソフトデータ*
系に陰りが見られると、米国株が大幅調整し、その影響が国内株市場にも波及する展開に注意が必要だ。
*ハードデータもソフトデータも、経済指標の分類のひとつ。
ハードデータ…貿易収支、GDP、就労者数等、実際の経済活動の「客観的な数字」を元に算出されるもの。
ソフトデータ…景気指数、消費者信頼感等、人や企業の「心理(主観)を調査」して数値化したもの。

 さらに、SBI証券の鈴木英之さんは6月のFOMC(連邦公開市場委員会)後の波乱を警戒する。

 「5月の米雇用統計が弱く、6月に利上げがあっても、年内にさらなる追加はないというのがコンセンサス。こうした現状では、むしろ円高が進む可能性が考えられるためである」

 【SBI証券・鈴木英之さんの予測】
[やや強気]多少の波乱があろうとも日本株は再び買われる展開

 6/21~7/20の予想レンジ
[高]2万800円 [安]2万200円

 6月13日のFOMCを経た直後の6月下旬は、やや波乱になっている可能性がありそうだ。5月の米雇用統計が弱く、仮に6月に利上げされた場合、年内の追加利上げがコンセンサスにはなっていない現状では、円高が進む可能性が考えられるためである。

 ただ、ここのところ見られた弱い米国経済の背景には、税還付の遅れなどもあった模様で、次第に回復色を強める可能性が強い。円高が一巡すれば再び割安感の強い日本株への買いが続くと予想される。サミットでのトランプ大統領の出方によっては多少の波乱も想定される。

 また、カブドットコム証券の河合達憲さんは、「個別物色相場に移行して指数の大幅上昇は難しい」との見解だ。

 【カブドットコム証券・河合達憲さん】
[やや強気]個別の材料物色が中心で日経平均は小動きに

 6/21~7/20の予想レンジ
[高]2万1000円 [安]2万円

 例年、材料株相場の色彩が強まる時期だ。企業業績というファンダメンタルに則った物色が一段落し、個別企業の材料などに着目しはじめる。いわゆるサマーラリーで、今年は目立った国策や投資テーマが少なく、個別物色に終始する動きが想定されるだろう。

 その場合、日経平均株価には方向感が出づらい。おそらく今回も、アベノミクス後の2015年6月の高値(2万952円)に達するまで2カ月程度の時間を要した2015年と同じ展開となろう。7月下旬からの第1四半期決算発表に向けて往来相場を繰り返しつつ、下値は次第に切り上がっていく。

 とはいえ、7月下旬には2015年6月の高値2万952円の更新を想定する。それを果たせなければチャートがダブルトップを描くだけに、まさに正念場である。

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