ここから本文です

「星野リゾート ロテルド比叡」 伝統の発酵食“鮒鮓”の味の秘密とは

6/19(月) 12:01配信

CREA WEB

星野リゾート ロテルド比叡(後篇)

 日本の地方の魅力を掘り起こし、プロデュースすることで日本の観光に一石を投じてきた星野リゾート。その各施設を訪れ、地方らしい遊び方、旅の仕方を再発見していこうというシリーズが「日本を遊ぼう!」。今回は、比叡山に立つ絶景オーベルジュ「星野リゾート ロテルド比叡」を紹介する後篇。このホテルでも味わうことができる近江名物の秘密に迫ります。

延暦寺でのお勤めとチーズ作りに励む朝

 天台宗総本山にして、世界遺産に登録されている延暦寺。その続き地に立つ「星野リゾート ロテルド比叡」は、延暦寺とのゆかりも深く、早朝6時30分から7時に行われるお勤めは、宿泊ゲストにだけ許される特別な体験。しんとした朝の空気の中、根本中堂に厳かな読経が響き、手を合わせて拝むと心持ちも清らかに。送り迎えのバスがあるので、ぜひ一度体験をおすすめする。

 朝のお勤めを終えてホテルに戻るとちょうど朝食の時間。「星野リゾート ロテルド比叡」では、遣唐使が持ち帰ったとされるお茶やゆばを使って工夫を凝らした“比叡山の朝食”が楽しめる。

 朝食後、10時からは地元の竜王町にある古株牧場のチーズ職人直伝レシピによるチーズ作りを体験できる(10:00~10:45/1名1,000円、毎週火・土曜日に開催)。チーズは、新鮮な牛乳を酵素で固めて水気を切ったカードを、湯で温めて練りながら作る。ミルクを発酵させて出来上がる、チーズの最終段階が実感できる。

 丸いモッツァレラチーズと細く裂けるストリングスチーズ、出来立ての2種類のチーズを、柚子胡椒ドレッシングやみたらしだれ、ジャムなど6種類の調味料で試食。もちもちでフレッシュな味わいを楽しめる。

日本一路線距離の長いケーブルカーに乗車

「星野リゾート ロテルド比叡」からの帰路、全国に3800余あるという日吉・日枝・山王神社の総本宮である日吉大社の門前町である坂本を経て、JR比叡山坂本の駅から鮒鮓(ふなずし)を作っている「四〇〇年鮒寿し 総本家 喜多品老舗」のある近江高島駅へ向かうことにする。

 まずは、「星野リゾート ロテルド比叡」から坂本ケーブルの駅まで無料シャトルを利用。ケーブル延暦寺駅の手前の駐車場は県境にあって、滋賀側と京都側の両方の素晴らしい眺めが広がる。

 坂本ケーブルは、2017年で開業90周年。頂上の延暦寺駅も麓の坂本駅も、大正ロマンの面影を残す洋風建築で登録有形文化財。ケーブルカー路線として日本最長の2025メートルを約11分かけて上り下りする。

 レトロな車両は、ヨーロッパ調のかわいいデザイン。「縁」と「福」と名付けられた2つの車両が運行している。夏は濃い緑、秋には紅葉に囲まれ、琵琶湖まで一望する眺望の旅を楽しめる。

1/2ページ

最終更新:6/19(月) 12:01
CREA WEB

記事提供社からのご案内(外部サイト)

CREA

文藝春秋

2017年10月号
9月7日発売

定価780円(税込)

触れて、感じて、ほっとする
リラックスするための美容。

「おこもり宿」でリラックス
BTS(防弾少年団) スペシャル インタビュー

ほか