ここから本文です

6月20日は「世界難民の日」、過去最多の6560万人に

6/20(火) 16:33配信

オルタナ

6月20日は国連総会で制定された「世界難民の日(World Refugee Day)」。UNHCR(国連高等弁務官事務所)は6月19日、「Global Trends 2016」を発表し、世界で紛争、暴力、迫害によって強制移動を強いられた人は過去最多の6560万人に上ったことを報告した。難民の日に合わせ、各地でイベントやキャンペーンなどが展開されている。(オルタナ副編集長/Sustainable Brands Japan=吉田広子)

「グローバル・トレンズ・レポート(年間統計報告書)2016」によると、2016 年末時点で家を追われた人の数は 6560 万人に上り、2015 年末時点と比べて約 30万人増えた。

6560 万人のうち、難民は過去最多となる 2250 万人で、シリアが最も大きな難民発生国(550 万人)である。南スーダンでも2016年7 月から年末までに73万9900人が国外に避難し、難民の数が急増している(現在187万人)。

国内で避難を余儀なくされている国内避難民は2016 年末現在で4030 万人、庇護申請者は同280万人に上る。

フィリッポ・グランディ国連難民高等弁務官は、「とても許しがたい事態であり、人道危機の予防と解決へ向けた連帯と共通の目標がこれまで以上に必要であることを示している。解決策を模索すると同時に、世界の難民、国内避難民、庇護申請者に適切な保護と支援を提供することが必要だ。紛争が続く今日に必要なのは、恐怖ではなく、決断と勇気である」とコメントしている。

■LUSHがチャリティキャンペーン

英国発の化粧品ブランドLUSH(ラッシュ)は、日本を含む49カ国で、難民支援を呼びかけるメッセージの発信のほか、各国で難民支援の活動を行う団体と連携し、さまざまな活動を一斉に実施する。

日本では6月20日から、2種類のオリジナルデザインのTシャツと「ワールドピース」(浴用化粧品)をオンライン限定で販売。Tシャツは、オーガニックコットン100%の生地で作られている。

消費税を除く売り上げの全額が認定NPO法人難民支援協会(東京・新宿)、特定非営利活動法人なんみんフォーラム(東京・中野)に寄付され、2018年以降のシリア留学生受け入れ事業に活用される予定だ。

1/2ページ

最終更新:6/20(火) 20:10
オルタナ

記事提供社からのご案内(外部サイト)

第一特集「難民・人権問題でビジネスは無力か」
ゴールドマン・サックス証券、プロボノで支援
難民支援 独、米国、韓国の最前線を追う
企業の人権問題、成長・リスクの分水嶺