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口内炎は、他の病気の可能性も!

6/20(火) 22:00配信

リビング福岡・北九州

疲れている時に口内炎になりませんか? 身近な症状「口内炎」について、「福岡歯科大学医科歯科総合病院」の池邉哲郎先生に聞きました。

それは本当に口内炎?その他の病気の可能性とは

■それは本当に口内炎?薬の副作用や他の病気の可能性も

◆原因と主な症状 

「口内炎」と一口に言っても原因はさまざま。

最も典型的な口内炎が「アフタ」と呼ばれるものです。舌や唇、歯茎、頬の内側などに繰り返し生じて、1~2週間ほどで自然に治るタイプです。繰り返し生じるので、正式には「慢性再発性アフタ」といいます。

外見は、大きさが5~10mm、形が丸く、黄白色で、周囲が赤くなったものが典型で、強い接触痛があります。

実は原因は不明で、寝不足や疲労、風邪、生活環境の変化の際など、体調不良の際に生じることが多いようです。夏は暑く、体の抵抗力が落ちることで、免疫が下がり、食欲が落ちて食べなくなると口内炎になる場合も高まります。

女性だと、生理のたびに発症する人もいます。女性ホルモンや免疫のバランスの崩れが要因の1つに考えられます。


◆予防法・治療法

「アフタ」の場合、ステロイド軟こうを塗って治します。表面の細菌感染を防ぐために、うがい薬で清潔にすることも大切です。原因が不明ですから、根本的な予防法がありません。しかし、免疫の不調が関与していますから、ストレスを少なくすることを心掛けた方がよいでしょう。

また、口の粘膜が全体的に荒れてヒリヒリすると訴える人がいますが、このようなケースでは粘膜の表面が萎縮していて、鉄や亜鉛などの元素やビタミン類(B2、B12、Cなど)が不足していることがあります。

月並みにはなりますが、バランスの取れた食事をとって免疫力を維持することで、口の粘膜を強くすることが大切でしょう。もちろんタバコは禁物です。

口内炎と思っていたら違う病気だったということがあるので注意が必要です。口内炎が2週間以上経っても治らなければ、歯科、特に歯科口腔外科で受診を。

◆取材協力
福岡歯科大学医科歯科総合病院 病院長
歯学博士/日本口腔外科学会専門医
池邉哲郎 先生