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「多様な働き方」を実現させるために、リーダーに求められるスキルとは?

6/20(火) 9:10配信

ライフハッカー[日本版]

サイボウズ式編集部より:チームワークや働き方に関するコラム「ブロガーズ・コラム」。先月、読者のみなさまからご相談を募集したところ、たくさんのお悩みが届きました。届いたご質問やご相談をいくつか取り上げて、ブロガーのみなさまに回答していただきます。今回は、日野瑛太郎さんからの回答です。

【画像】「多様な働き方」を実現させるために、リーダーに求められるスキルとは?

ご相談内容

働き方の多様化に向けて、リーダーやマネジメントする側に求められるであろうスキルはどんなものでしょうか?(ミドリムシ/リーダー・マネジメント層)

今回の回答者:日野瑛太郎。ブロガー、ソフトウェアエンジニア。経営者と従業員の両方を経験したことで日本の労働の矛盾に気づき、「脱社畜ブログ」を開設。ブログはたちまち月間約50万PVの有名ブログになり、現在も日本人の働き方に関する意見を発信し続けている。

働き方の多様化で、リーダーやマネージャーの役割はどう変わるか?

「働き方の多様化」というキーワードを耳にする機会が、最近とても多くなりました。ニュースなどでも、リモートワークや時短勤務、転勤がなく仕事内容も変わらない限定正社員といった、メンバーがそれぞれの事情に応じて柔軟に働き方を変えるという話がよく取り上げられています。古い制度をなかなか崩すことができない会社も多いものの、中長期的な流れとして今後ますます多様な働き方が普及していくことは間違いないでしょう。

このような働き方の多様化という大きな流れの中で、リーダーやマネージャーにはどんなスキルが必要なのか、という今回のご質問は、今後の新しい働き方を考える上でとても重要な論点だと思います。働き方が変化すれば、当然リーダーシップのとり方やマネジメントの仕方も変化します。働き方の多様化に対応するために、リーダーやマネージャーはどんなスキルを身につける必要があるのでしょうか?

「違いを修正する」のではなく「違いを尊重する文化をつくる」

まず議論の前提として、働き方の多様化によってリーダーやマネージャーの役割がどのように変化するのかについて少し考えてみましょう。

働き方が多様化する以前、つまり全員が同じ働き方をしていた時代には、リーダーやマネージャーの役割は「全員に同じ方向を向かせ、チーム内の不公平をなくす」ことが中心になっていました。このような状況下では、他と違うことをしようとする人は排除されるか修正されます。

たとえば、家で仕事をしたいという社員がいた場合、リーダーやマネージャーは「みんな会社に来て仕事をしてるんだから、自分だけ勝手なこと言わないでちゃんと会社に来ようよ」と説得することが求められますし、「自分は週3日しか働けません」という人がいれば、「それじゃ他のメンバーに示しがつかないよ」と言ってチーム内の不公平を修正しにかかります。

一方、多様な働き方を肯定するチームの場合、リーダーやマネージャーの役割は「チームメンバー間の違いを尊重しつつ、全員に同じ方向を向かせる」ことに変化します。この場合、ビジョンや目標についてはチームメンバー全員に同じ方向を向いてもらう必要があるものの、仕事のやり方やコミットメントの差については修正するのではなく可能な範囲で尊重することになります。仮に、チーム内にそのような違いを不公平だと感じる空気が生じるのであれば、リーダーやマネージャーはその空気自体を変えていかなければなりません。

たとえば、リモートワークを実践しているメンバーを不公平だと思う人がチーム内にいるのであれば、「そのようなことを不公平だと思うべきではない」という考えを啓蒙することが求められます。チームメンバー間で仕事へのコミット量に差があったとしても、それぞれ事情はあるのだから受け入れようと全員が自然に思えるような空気を、チーム内に作っていかなければなりません。

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