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インフルエンサーはこうしてハックする:マーケター向け指導書

6/20(火) 8:10配信

DIGIDAY[日本版]

先日、フォロワー数2万人を有するインスタグラムのインフルエンサーが、チェルシー・ナフテルバーグ氏率いるマーケティングチームに対し、消費財関連の小規模なキャンペーンにかかる費用として、1万から2万米ドル(約114万円から228万円)を要求した。彼のアカウントのインプレッション数が、1週間に50万件だというのが、その根拠だ。

ソーシャルメディアエージェンシーのアテンション(Attention)でコンテンツおよびパートナーシップのアソシエイトディレクターを務めるナフテルバーグ氏は、「インスタグラムで彼の投稿を確認したところ、その数字と実態が合っていないことに気がついた」と語る。「その後、インスタグラムストーリーのインプレッション数も水増しされていたことがわかった。50万という数字は虚偽ではないものの、我々の支払う対価に見合うものではなかった」。

ときに、SNSの王者には裏表がある。これはその一例だ。自身の「インフルエンス(影響力)」を何らかの形で水増しするインフルエンサーは、大勢いるのかもしれない。今回は彼らがマーケターから金を巻き上げる際に使う、トリックやハックについて解説する。

いまだはびこるフォロワー買収

広告エージェンシーやインフルエンサーのマーケティングプラットフォームでは、フォロワー数が1万人から10万人のマイクロインフルエンサーの台頭が目立ってきている。とはいえ、ブランドがSNS王者の価値を図る際、フォロワー数を基準にすることがほとんどだ。フォロワー数が多いほど、影響力も大きくなる。その結果、フォロワーの買収がいまだに横行しているとソーシャル分析プラットフォーム、ハイパー(Hypr)の創業者兼CEOであるギル・エーヤル氏は話す。

「こういったことは、いまも頻繁に行われている。インフルエンサーの規模にかかわらず行われているのだ」とエーヤル氏はいう。「フォロワー数が重視されるなか、それがプレッシャーとなり、インフルエンサーが いいね! やフォロワーを買収することで数字を上げようとしているのだ」。

先述のアテンションのトム・ボンテンポ社長は、フォロワーが買収されたものか、それとも本物なのか、正確に見極めるのは困難だと加えた。しかし、その判断材料として実質的でシンプルな経験則のひとつが、フォロワーとエンゲージメントの比率を確認することだという。

「インフルエンサーの投稿についた いいね! やコメントの数は、オーディエンスのエンゲージメント率やアカウントの真実性をあらわしている」とボンテンポ氏は話す。「もちろんプラットフォーム自体も偽のアカウントやボットをかぎ分け、取り除く努力を続けている」。

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