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脳科学者が指南する「めんどくさい」気分を克服する方法

6/20(火) 7:22配信

@DIME

難しい仕事を押し付けられたとき、顧客のクレームに対応するとき、遅くに帰宅して家事を頼まれたとき…こんなとき、誰しも「めんどくさい」と感じるもの。

加藤プラチナクリニック院長で、「脳の学校」代表でもある加藤俊徳医学博士によると、「めんどくさい」という気持ちは、脳科学の見方では、「これから脳に負担がかかりそうだ」という危機メッセージなのだという。そして、これを漠然とした感覚のまま放置するのではなく、きちんと対処すれば克服できる問題だとしている。

●身体を動かす

脳は、理解、思考、感情、運動など、特定の役割を与えられた神経細胞の集まり(脳番地)からなる。

身体を動かすことで、運動系脳番地のスイッチを入れると、つられるように他の脳番地も働きだす。これは、脳の感じる「めんどくさい」を解消させる特効薬。

手足を動かすと特に効果的なので、ストレッチ運動、ラジオ体操、散歩がおすすめ。

朝から座り仕事をしているワークスタイルの人は、午後にはだれて「めんどくさい」気分に陥りがち。そうならないよう、極力「スキさえあれば体を動かすクセをつける」とよい。

●手順を見える化

与えられた仕事が、どんな手順を踏めば達成できるのか見えないと、脳は「めんどくさい」と感じがち。

そこで、どのような手順を何段階踏んでゆけば、物事の達成に至るのかを、いの一番に把握する。こうすれば、あとは手順に沿って分かっていることをこなすだけなので、脳はめんどくささを感じずに、行動を続けることができる。

特に朝の仕事を開始する前に10分だけでよいから、手順を見える化するだけでも、1日の価値が大きく変わるという。この際、手書きで手順を書き出し、1日の終わりから逆算して計画を立てるとより効果的だと、加藤博士は唱える。

●ゆるゆると準備に着手

脳は、「本腰を入れて取り掛かる」際に、「めんどくさい」と感じるクセがある。特に準備不足のまま何かをするときは、「めんどくさい」気持ちが顕著になる。

逆に言えば、しっかり準備をすることで、これを軽減できる。脳は、準備自体はめんどうには感じにくい性質があるので、ゆるゆると準備してゆき、すべきことの本体にかける時間を縮約するのがコツ。

●優先順位にとらわれない

ライフハックに詳しいビジネスパーソンは、「出勤後は手がかかるものから優先して着手」と教えられているかもしれない。こう決めてしまうと、朝の調子が上がらない日は、「めんどくさい」気分になって、ずるずると時間だけ経ってしまいがち。

そんなときは、優先順位にとらわれず、簡単なタスクから着手する。「脳がもっとも効率的に働くのは、したいことをするとき」なので、すぐできること、したいことを片付けた方がトータルで見れば効率がよい。

●気分転換を上手に使う

物事に取り組んでいるうちに、飽きてきたり、ダレてきたときは気分転換をして、気分をリフレッシュさせる。このときに注意したいのは、気分転換にかける時間を決めておくこと。期限を設けないと、「めんどくさい」気分に引きずられて、ずるずるとその日が終わってしまう危険性がある。

また、気分転換した後にすべきことを、明確にイメージしておく。「元の作業に戻る」でなく、具体的に思い描いておくと、再始動のエンジンがかかりやすい。

加藤博士は、「めんどくさい」気分は、適切に取り扱うことで「自分の可能性を伸ばす成長スイッチ」にもなり得るという。自分で自分をもっと幸せにできるチャンスと考えれば、「めんどくさい」を前向きにとらえられるかと思う。

協力/加藤俊徳(医学博士、加藤プラチナクリニック院長、「脳の学校」代表)

文/鈴木拓也

@DIME編集部

最終更新:6/20(火) 7:22
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