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100%関税の新ルールで“爆買い”は終わる!? 世界注目の中国移籍市場が再オープン!

6/20(火) 5:44配信

SOCCER DIGEST Web

C・ロナウドを獲得するなら560億円が必要に!?

 6月19日、中国スーパーリーグ(CSL)の移籍市場が再オープン。世界中が注目した初日は穏やかに終了し、ビッグニュースは提供されなかった。
 
 この2年間、欧州クラブのトッププレーヤーを次から次へと買い叩き、今年の1~2月期にはオスカールやカルロス・テベスらが新たに参戦。今冬にCSLの全クラブが費やした移籍金総額は3億3100万ポンド(約463億円)に達した。これは1月の移籍市場でプレミアリーグ全クラブが投じた強化費と、ほぼ同額なのだから驚きだ。

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 だが、もはや一心不乱に巨額のチャイナマネーを注ぎ込むことはできなくなりそうだ。今回の移籍市場解禁に合わせて、CSLは新ルールを導入。世界中から噴出している乱獲の批判を避けるため、との意見もあるが、実際の理由はよりシビアだ。中国サッカー界の底上げとA代表の強化が主目的と見られている。
 
 まずは、移籍金に対する大改革だ。500万ポンド(約7億円)を超える移籍金が生じた場合、そのクラブには100%の関税がかけられる。簡単に言えば、2倍の移籍金を用意しなければいけなくなる。関税分は中国当局が管理する基金に収められ、国内における若手選手の育成に費やされる予定だ。
 
 さらにピッチ上のルールにも変化がもたらされる。すでに今季からスタメンに最低でも1名の「23歳以下中国人選手」の起用が義務付けられているが、来季以降はより厳しい。ピッチに立つ外国籍選手と同数の「23歳以下中国人選手」をプレーさせなければならなくなる。

 各クラブは育成を疎かにできなくなっており、十二分にチーム編成を練ったうえで、補強に踏み切る必要性が出てきたのだ。

「ターゲットはベテランに変わっていくのではないか」。

 中国はサッカー好きで知られる習近平・国家主席のもと、国策の一環としてCSLの強化・発展に邁進してきたが、中国サッカーそのもののレベルアップには繋がっていない。A代表はワールドカップ・アジア最終予選を戦っているが、グループAで最下位に沈んでいる。その現状改善に対して、大ナタを振るった格好だ。
 
 欧州のメディアはCSLの動向に大きな関心を寄せており、とりわけウェイン・ルーニー(マンチェスター・U)やジエゴ・コスタ(チェルシー)の移籍が取り沙汰されているため、英国の大手が特集記事を組んでいる。
 
『スカイ・スポーツ』は「それでも資金が潤沢な彼らの攻勢は止まらないだろう」とし、『BBC Sport』は「今後はキャリアのピークにいる選手ではなく、ターゲットはルーニーやコスタのようなベテランに変わっていくのではないか」と予測した。これからは闇雲に移籍金を吊り上げるのではなく、報酬面での好条件提示に切り替え、交渉を進めるのではないかと見ている。
 
 レアル・マドリー退団が囁かれているクリスチアーノ・ロナウドの移籍金は2億ポンド(約280億円)とも言われる。中国クラブが獲得するためには、4億ポンドという天文学的なマネーが必要になる。
 
 にわかには信じられないが、それでも、本気でオファーを考えているクラブがあるという。

最終更新:6/20(火) 14:54
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