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これでネタ切れ? タモリ来訪で名古屋の今後を心配する声

6/21(水) 16:00配信

NEWS ポストセブン

 過去に名古屋をいじるネタを披露していたことから、“名古屋嫌い”と噂されていたタモリが名古屋を訪れたことで話題を呼んだ『ブラタモリ』(NHK)。前編、後編にわかれて放送された番組は、全国的にも大反響を呼んだ。しかし、なぜか名古屋の今後を心配する声が…。名古屋育ちのコラムニスト・ペリー荻野さんが綴る。

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 最近は芸能人が出身地や出身地じゃなくても○○観光大使などになって、地域を盛り上げるのは当然になっているが、観光大使でもなんでもないのに、名古屋を大変なことにしてしまったのが、タモリだ。

 先日放送されたNHK『ブラタモリ』名古屋編前後編。地元では新聞が大きく取り上げ、中心地にそびえるテレビ塔のボディはタモリのシルエットと「ブラタモリin名古屋」「ついに名古屋へ!」などのイルミネーションでピカピカと輝く。どんな答弁も名古屋弁の河村たかし名古屋市長も記者会見で「和解にお見えになった」と語るといった具合。

 その結果、名古屋地区の視聴率前編17.5%、後編18.3%とこの番組では過去最高を記録。関東地区でも前編13.9%(視聴率はいずれもビデオリサーチ調べ)。ひとつの番組がこれほど地元で話題になり、その沸騰ぶりが地元以外にも伝わるというのは珍しい。 

 それというのも、1980年代、タモリがメディアで「名古屋ではエビフライのことをエビフリャーと言う」とか「言葉の端々に『みゃー』をつけてみゃーみゃー言う」などと「名古屋いじりネタ」を連発したからだった。当時、名古屋で深夜放送やタウン誌に関わっていた私は、東京の新聞・雑誌・ラジオなどから「名古屋の人はどれくらいの頻度でエビフライを食べるのか」「みゃーと言うのか」と何度も問い合わせを受けた。時には、「『行こうよ』を名古屋弁で言うと『行こみゃー』でいいですか」などとまじめな名古屋弁翻訳の問い合わせまできて、その影響力に驚いたものだ。

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