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知ってる? ワインの色は赤、白、ロゼだけじゃなかった!

6/21(水) 18:00配信

BEST TIMES

 いらっしゃいませ。
 大阪のワインショップ「mista」で店長をしている、ソムリエの竹内香奈子と申します。
 ワインの色は、赤、白、ロゼだけと思っていませんか?  実は、それ以外にもワインの色があるのです。
 ワインの色からは、実はいろいろな情報が得られるのですよ。
 そこで今回は、さまざまなワインの色の表現法と、今の季節にオススメな「緑のワイン」をご紹介します。

◆ワインの色もいろいろ

 ワインは、香りや味わいを楽しむものですが、見た目の色合いからも楽しむことができます。ワイングラスは、透明なものがほとんどですよね。それは、ワインの色を見やすくするためです。
 テイスティングする際には、テーブルの上に白い紙やクロスが置かれていることが多いのもそのため。ソムリエの二次試験でも出題されるテイスティングとは、「外観」「香り」「味わい」を感じ取ることをいいます。

 目ではワインの色を、鼻ではワインの香りを、口ではワインの味わいを感じます。ワインとは、目と鼻と口で感じる飲みものなのです。

◆ワインの色

 数あるワインの中には、黄色ワインといわれるものもあれば緑のワインもあります。また、黒ワインや灰色ワインもありますし、最近話題になったオレンジワインというのもあります。
 では、さまざまなワインの色をみていきましょう。

*黄色ワイン*

 名前の通り黄色の外観をしています。またの名を「ヴァン・ジョーヌ」といいます。ジョーヌとは、フランス語で黄色の意味なので、「黄色のワイン」と呼ばれています。フランスのジュラ地方で造られており、ブドウ品種はサヴァニャンのみを使用し、熟成期間は樽でなんと! 最低6年間と決められています。熟成の間に澱引きや補酒は禁止されるなどとても厳しく管理されています。産膜酵母が発生して独特な香りがつき、アーモンドやナッツのような香りがします。
 ヴァン・ジョーヌのボトルには特徴があり、通常のワインボトルは750ml容量ですが「クラブラン」というボトルに瓶詰めされ、容量は620mlと少し小さめです。

*緑ワイン*
 名前の通り緑色の外観をしています。またの名を「ヴィーニョ・ヴェルデ」といいます。
 ヴィーニョ・ヴェルデとは、ポルトガル語で「緑のワイン」という意味。ポルトガルでは昔から親しまれていて、爽やかな酸がありシュワっとした微発泡のワインです。

 なぜ緑のワインと名付けられたかというと、もちろんワインの色が緑色ということと、若く摘まれたブドウから造られているということからです。
 それは、ヴェルデ(緑)という言葉には、日本語での「青い」と似たような意味を持っており、「若々しい、未成熟な」という意味もあるのです。
 通常のワインは、ブドウが完熟し糖度が高くなってから収穫をしますが、緑のワインの場合は、まだ熟していないブドウ、糖分の少ないブドウを収穫して造ります。そのため、アルコール度数が低く、酸味の強いワインに仕上がるのです。糖分がアルコールに変わりますから糖分が少ないとアルコールが低くなります。

 柑橘系の香りと、もぎたて果実を口に入れたようなみずみずしさを感じます。
 キリっとした酸にフレッシュでフルーティな味わい。ほのかな泡とアルコールの低さが飲みやすくさせてくれます。
 これからの暑い季節においしいワインです。

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