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世界に注目される日本人の英語教師に聞いた「イノベーティブな英語の学び方」

6/21(水) 11:10配信

ライフハッカー[日本版]

2017年1月25日、世界的な教育企業であるピアソンが「ELT Teacher Award」の受賞者を発表しました。この賞は、イノベーティブな英語教育を実践している英語教師に贈られるもので、世界108カ国から集まった、1300名を超える応募者の中から10名の英語教師が選ばれました。

【画像】世界に注目される日本人の英語教師に聞いた「イノベーティブな英語の学び方」

この狭き門に、日本人の英語教師が選ばれていたのをご存知でしょうか? タクトピアにて教育プログラムの開発責任者を務める、嶋津幸樹さんです。

嶋津さんは学生時代に海外進学塾を創業し、高校生の海外大学進学を支援。自身も、英国のロンドン大学に留学し、応用言語学を学びました。現在は、高校生に向けた海外大学進学プログラムの開発を担当し、日本全国の公立・私立学校と提携して、優れた英語教育を広める活動をしています。

起業家であり、教師であり、研究者でもある。そんな嶋津さんが世界的なアワードに選ばれた経緯、実践されているイノベーティブな英語学習法について詳しくお聞きしました。

嶋津 幸樹(しまづ・こうき)
山梨県甲斐市生まれ。海外進学塾EUGENIC創業者。ロンドン大学の応用言語学修士課程を修了。高校生時代に体験したホームステイでの厳しい体験をバネに独学でIELTS 8.0を獲得し、オックスフォード大学・ロンドン大学(UCL)の修士課程にダブル合格した経歴をもつ。UCL在籍中にケンブリッジ英語教員資格CELTAを取得している。 タクトピアではEUGENIC時代に培った豊富な英語教育の知見と応用言語学の研究成果を活かし、英語教育プログラムの開発全般を担当している。自分のプログラムを非英語圏の子どもたちに余すところなく提供し、英語で堂々と活躍できる世界を実現するのが夢。

日本人は海外に興味をもっていても85%は諦めている

── 現在の活動について教えてください。

嶋津さん: タクトピアという会社で、英語教育プログラムの開発を担当しています。タクトピアは、東京、秋田、イギリス、ベトナム、アメリカに拠点があり、日本の公立校・私立校に教育プログラムを提供したり、 英語の教材開発・出版をしたり、講演会で海外大学や英語学習に関する情報提供をしたりしています。たとえば、情報の中には海外大学の奨学金についての知識も含まれます。日本では世界の大学の認知度が低く、奨学金がもらえる可能性があること自体知らない人も多いですからね。

あとは、海外大学の様子を現地で学んでいる学生と協力して現地から動画を配信してもらったり、海外経験者とのメンターマッチングなども行ったりしています。

日本人は海外に行く意志を一度は持っても、その85%は諦めていると言われていて、情報がない、自信がない、英語力がない、がその理由なんです。タクトピアでは日本人に欠けている、その3つの「ない」部分を埋めていくことをミッションとして掲げています。

── 嶋津さんの英語教育にはどんな特徴がありますか?

嶋津さん:世界各国の高校生と比べると、日本の高校生の英語力は圧倒的に足りていません。この状況を改善するために、その中で「ネイティブマインド」と呼ばれる、動画をベースにした英語教育プログラムを開発し、全国の 学校に提供しています。

「ネイティブマインド」は ネイティブが視聴する英語の動画をベースに、知的興味を喚起するテーマを扱った動画コンテンツです。

「探究型の問い」という、海外大学で問われることが多い問いがあるのですが、これはたとえば、「交通渋滞の原因は何でしょう?」といった明確な答えのない問題のことで、自分の意見を表現したり、相手の意見を論破したり、といった力が試される問題です。

答えがないのでひたすら考えることが要求されるのですが、「ネイティブマインド」はこのような探究型の問いにも答えられるようにするコンテンツです。

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